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iPhoneのモバイル作曲アプリの雑感を書いてみた

投稿日:2016年6月24日 更新日:

皆さん、スマートフォンはお持ちですか?そのスマートフォンはiPhone ですか?iPhoneの方、同志です。これからモバイル作曲という世界へのちょっとした案内をさせていただきたいと思います、タチやん(@mofday)です。

「モバイル作曲楽しいよ、はやくこっち来なよ」

普段から「モバイル作曲 楽しいよはやくこっち来なよ」みたいに沼への招致をしているわたくしですが、そういえばそのためにやってることが
「スマホ・タブレットのスクリーンショットを晒す」くらいしかしていなかったので、ここらで少しだけアプリを触った雑感を載せてもいいかなって思って書いてみました。

モバイル上では元々やれることは少ない

モバイル作曲においては大前提として「元々そこまでやれることがない」と割り切る必要があるかなと個人的には思っています。モバイル作曲アプリでもPC上のDAWみたいな作曲環境を持ってこようとすると、それこそちょっとした音源沼と化します(PCのよりは大分マシですが……)。

なので、これにおいてはいっそ「スケッチ用途に特化したもので自身に合った打ち込みができそうなアプリを探す」のが得策だと考えています。モバイル作曲アプリはリーズナブルなのもあって、その辺はわりと手を出しやすいかなとも思います。

じゃあそのスケッチにそこまでこだわる必要性って何よ?

答えはずばり「アイデアのメモ 」です。ちょっと話は逸れますが、ぼくは普段からモレスキンで何でもメモをするメモ魔です。紙なりデータなり、アウトプットしたメモは『いつ・どこで・どんな形で』役に立つかわかりません。またアイデアはそのまま他の新しいアイデアを生みだすきっかけになったりもします。メモがメモを呼ぶみたいなことになったりもします。要するに、制作する上でのアイデアの枯渇を防ぐのにもってこいなんです。

使ったことのあるアプリ

Nano Studio

元々がスマホやタブレット上でサクサクと打ち込んでいくためのUIと操作性で、誤爆をしやすいタッチパネルでの操作でもすぐさま修正ができるのがとても便利。
またiOS版は有料ですが、PC・Mac版は実はフリーソフトだったりします。おまけにそちらと完全に同じデータを共有できる。8小節のイイ感じのループを即効で作って曲を組み上げていくみたいな使い方をしてました。

FL Studio Mobile(ver.2まで) / Music Studio

ほとんどUIが同じ(中身の開発もどうやら同じ所らしいです)なので同じ枠で紹介。
こちらもUIがスマホ・タブレットに割と特化しているので打ち込みやすいです。スケッチ用途と考えると、音色の追加はぶっちゃけしないほうがいいです。

なおMusic Studioには無償のLE版もありますのでお試しできるのが地味にiOSでは嬉しい。
FLStudio MobileはAndroidにもあります。Androidはちょっとだけ使ってみて気に入らなかったアプリは払い戻しできるのがいいなと思います。
また、MusicStudioには機能制限ありの無料のLE版が用意されています。まずはそちらを使ってみると良いと思います。

FL Studio Mobile(ver.3)

なんと上記のFL Studio MobileがUIというか根本から様変わりして今風なものになりました。
Webサイト

GarageBand

Mac使いにはお馴染みのGarageBand。ただ未だにこれでの効率の良い打ち込み方を知らなかったりする。最近付いた機能のLIVE LOOPSも使いこなせた試しがないです。
Drummerという自動ドラム打ち込み機能のおかげでドラムトラックでラクしまくりみたいなワルな使い方をしています。

KORG Gadget

EDM系にやたら強いKORG製シンセがてんこ盛り。そういう系のを作るんだったら多分最速で作れる。iPhoneだと片手でノート打ち込みが出来るというのが最大の強みだと勝手に思っています。

【追記】
iM1やKORG Module、ARP ODYSSEYなど他のKORG社製アプリの購入や、アプリ内購入で音源が増えてきましたね。待望の生音系ドラムも収録されました。

また内臓のPCM音源も大体の音色がそろっていたりするので、スーファミ時代のゲーム音楽くらいの物なら再現できたりします。案外この時代の音色もバカにできなかったりするのですよ。

難点を挙げるとすれば、これらのアプリの中では価格がやや高いことですね(非セール時で4800円)。ただ、このアプリは機能制限ありの無料のLE版が用意されているので、それを試してみてから購入を決めるといいと思います。個人的にはこいつが最強です。

BeatMaker2

シーケンサー内蔵の強力なサンプラー。NanoStudioが波形を扱えないのに対してこっちはシンセがない。App内課金で色々なサンプルパックが売ってる。これがやたらと強力です。
ただ音がキチンと出てくれないバグらしき事態に何度か陥っている(バウンスしてもダメでした)のであまり信用してないです。

YAMAHA Mobile Sequencer

midiシーケンサー特化型。用意されているmidiを見るためだけに買った。有償アプリパックにあるaccess『永遠dive』のこれ用プロジェクトファイルを覗くだけでも価値はアリ。
購入が必要とはいえ、浅倉大介氏の楽曲のプロジェクトが見れるというのはかなり良いなと思います。あと曲のコード解析機能もあったりするので、耳コピや楽曲解析をする人にはそれもちょっと便利かな。ぼくは使ったことありません。

iDS-10

シンセだけで永遠に遊べそうなアプリ。ただ個人的にはシーケンサーでの打ち込みが未だに感覚的に慣れない。
多分ノートの扱い方のせい。あと、これで作れるのはテクノ系くらいかな?EDM系みたいにバリバリさせると音が厳しい気が。
ボイスシンセ機能があるので、一応歌モノも作れなくもない……?ちょっと無理があるか。

iMaschine2

パッドを適当に叩いてるだけで曲っぽいものができる。パッドの扱いに慣れてる人にはKORG Gadgetより速く作曲できそう。
ただやっぱりこれもEDM系向け。iPhoneでポチポチパッドを叩くよりiPadで使いたいところ。
個人的にはあまり真面目には使いませんでした。

Odesi

最近出てきたアプリ。コード進行とリズムパターンを選ぶだけでそれっぽい作曲ができてしまう反則さ具合。ただしmidi書き出し機能はアプリ内課金。
基礎だけ作ったら譜面を見て他のDAWにコピーするみたいな使い方の方が良い気がする。機能制限があるのでこれもあまり真面目に使ってませんでした。

Caustic3

Android端末にもあるシンセ・シーケンサーアプリ。Androidだと選択肢が実質これかFL Studio Mobileくらいしかないみたいです。
これもあくまでスケッチ用で、アプリ内課金までしてフル版を開放しなくてもいい気がします。ぼくは払い戻しが効く時間くらいしか使っていないので、まともには触っていません。

Medly

UIはKORG Gadgetに近い感じのシーケンサー。基本無料で例によってアプリ内課金で使用できる音色が増えます。最初から入っている音色はEDM特化といった感じです。
UIがKORG Gadgetに近いということは、これも片手でガンガン曲を書けるということです。また曲を整理してフォルダ分けできる機能とかもあったりするので、そちらも使い込む人にはありがたいかも。
またぼくは試していないのですが、どうもAbleton Liveとリンクできるみたいです。機能的にどういったことができるのかはサイトにも書いてなかったので書きようがないです、申し訳ない。

やりたいことを増やしたい!

歌モノを作るなら→MobileVocaloidEditor

ボーカル及び歌詞のスケッチ用途に。もしくはボカロ曲を作るなら必須アプリ。PC版より打ち込み速度は速いと思いますが、作り込むとなるとはやはり厳しくなります。あとボカロがPC版より圧倒的に安い。1キャラ2400円。だいたい1/4程度の値段設定なのでお財布に優しいです。ちなみにぼくは結月ゆかりさん3タイプ全種IA2種とSachikoとキヨテルRockをこのアプリでお迎えしております。買いすぎ?

即効でリズムトラックを作るなら→iKaossilator

指先でサラッとパッドをなぞるだけでもうそれっぽいリズムパターンが出来る反則アプリ。
録音して波形の扱えるアプリのトラック上に、好きなように置いてやりましょう。個人的にはGarageBandのDrummer機能より好きです。

どうしても音色を増やしたい・音を良くしたい→SampleTank

iOSの機能のInter-App-AudioやAudiobusなどでSampleTankの音をアプリで使用することができます。そこまでしてスマホ・タブレット上だけで完パケを目指す必要はあまりないと思いますが……

ちなみに個人的に一番好きなツールはKORG Gadget です。見た目も操作性も出音もテンションが上がる。

まとめ

  • サクッと曲のスケッチだけをしたい→NanoStudioもしくはFL Studio Mobile・Music Studio
  • ちょっとでもいい音で打ち込みをしたい→KORG Gadget

というのが個人的な見解です。ただどのアプリも特有のクセ(PCのDAWでもありますけど)が強いので、クセの無さ・扱いやすさならFL Studio Mobile・Music Studioあたりになるんでしょうか。

スマホ・タブレット上で完パケ目指すとか、楽器を演奏できてそっちの録音が出来るっていうとなるとまた考え方が変わってきますので、そこは柔軟に考えてください。

なお、考え方を完パケに切り替えて全部の作業をタブレット上で行ったのがこちらの曲になります。
レディーレディー

また、iPadにのみ注視するとCubasisとAuria ProというDAWも出てきたりします、詳しくはこちらを。
iPadでDTMしてみよう | iOS向け、3つのDAWアプリの紹介(Xewton贔屓) | ありんこ書房

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