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国立国会図書館に同人誌を納めに行ったよ。

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同人誌が国に納められました。こんにちは、タチやん(@mofday)です。

けっこう前からアカデミックな方から「同人誌を国立国会図書館(以下「国会図書館」)に納本してみたら?」という話をされていまして、イベント目前なのに「物は試し」とあまり予備知識もないまま納本しに永田町まで行ってみました。

同人誌は実は納本の義務があるの?

国会図書館のサイト『納本制度』の項にはこう書いてあります。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/deposit.html

「納本制度」とは、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを発行者等に義務づける制度のことです。わが国では、国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。

個人による自費出版本も対象となっています。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/qa05.html

Q1:どんなものを納めなければならないのですか?
A1:原則として、頒布を目的として相当部数作成されたすべての出版物です。図書、雑誌・新聞だけでなく、CD、DVD、ブルーレイ、レコード、楽譜、地図なども対象となります。
また、社史・団体史等の自費出版でも、相当の部数を作成し配布されているものは納本の対象となります。ただし、ホチキス止めなど簡易綴じのもの、広く一般に公開することに支障があるものなどは、納本の対象とはなりません。

というわけで実は同人音楽作品やら同人ゲームやらも対象となっているみたいです。
この辺の詳しい話はこのあたりを参照してください。
同人誌はAmazonよりも先に国会図書館に納本する義務があるよという話 | 雑念雑記はてな出張所

正直なところ、良いとも言えませんし駄目とも言えません。制度上は納本義務があることは間違いないのですが、著作権法的に問題のある本*1を受け付けてくれるのかどうかは、実際に申請してみないことには分かりません*2。そもそも著者の許諾を得ていない二次創作物が出版されると言うこと自体、この制度が想定していないのです。
また、二次創作が許諾されている東方Projectでの話になると、今度は図書館が同人の流通網に入るのかと言う問題があります。

このあたりの話は特に2次創作同人畑の人たちには重要だと思いますので……

納本のやり方(郵送編)

納本のためにわざわざ永田町まで出向くには遠すぎるっていう人が大多数だと思います。
こちらのブログで郵送での納本のやり方が掲載されていますので、参考にしてください。

プロコンの同人CDと同人誌を国立国会図書館に納本した話

納本のやり方(実際に行ってみた編)

ぼくは永田町が通勤ルートから近いこともありましたので、せっかくだから実際に行ってみました。
新橋→溜池山王→永田町というルートで行ったのですが、正直電車の乗り換えでものすごく歩いた気がします……

永田町の2番出口が国会図書館に近いです。

利用者入口は南側と東側にありますが、納本しにいく場合はこちらではありません!

国会図書館のサイトに書いてありますように、西口から入って受付に納本の旨を伝え、入館してください。
西口の通用口には「この入口は関係者以外立入禁止」とありますが、納本する方は通っても大丈夫だと新館の受付の方にも伝えられました。

ちなみにこれがわからなくてぼくは図書館を30分くらい歩き回りました。アホだ!!
入館手続きを済ませたら、守衛さんが納本受付までの道順を教えてくれるのでその通りに。
そして納本受付で本を渡して、いくつか本に関する質問事項(寄贈するかどうか、寄贈者は本人もしくは関係者か、1年以内に継続して発刊されているシリーズか等)に答えながら、簡単な書類?寄贈者の個人情報と寄贈する本の名称とかを記入して終わりです。結構あっけないです。

役所メシもあるよ!(蛇足)

この国会図書館、食堂も評判がいいらしいです。「フードラウンジ ほっと」という名称でやっていますが、なんと食べログにもレビューが掲載されています。というか、こういうお役所的な場所の食堂って『役所メシ』というジャンル(?)にもなっていて、食べ歩きしている方もいるみたいです。世の中は広い……
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13116042/
牛丼とカレーライスのハーフハーフ「図書館カレー」が人気だそうです。

関係リンク

今回調べていた中で、役に立ちそうなリンクを載せておきます。

自分のつくった同人誌が知らないうちに国会図書館にあった件 | ふんどしくわえたやまいぬ・新館
弊サークルの同人誌『konel.mag Issue 3』を国会図書館に納本しました | MEMOGRAPHIX
国民の三大義務は同人誌の作成と購入と納本【納本は義務です】 | Togetter

そもそも『R3Magazine』に納本の義務は発生していたのか?

という指摘をtwitterにて受けました。これについては『「公共の会場に不特定多数を動員させ頒布する行為」は流通とみなされ、納本の義務が生ずる』とのことです。要するにイベント会場で頒布するっていう時点でそうなっちゃうみたいですね。
『自費出版でも、相当の部数を作成し配布されているもの』の相当の部数に関しては特に決まりはないようです。また装丁についても(vol.1と2は中綴じ、要するにホチキス止め)そんなに関係ないみたいです。
ポイントとなるのは「公共の会場に不特定多数を動員させ頒布する行為」というあたりみたいですね。
どのみち、本を持ち込んでいったら受け付けてもらえた時点で収蔵対象になったみたいなので、イベントで頒布した作品であれば割とこの対象にはなっていそうです。

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そういえば。

来たぜ国立国会図書館 納めるぜ同人誌

って意気揚々と入っていったんですが。

これ付けたリュックで入館してたんでした…… こんなところでなんかはずかしい。
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  • この記事を書いた人

タチやん

2012年頃から音楽的な素養が全く無い状態からDTMを始める。それから少ししたくらいにアナログでのイラストを描くことも始める。 だいたい下手の横好きを自覚しながら、やたらめったに様々な創作分野・ジャンルを渡り歩き続けています。最近は文房具にお熱。

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