“夕立P” 6th VOCALOID 歌愛ユキ『Birdsong』

夢見心地のノイズの中
何もかも塗りつぶされた音が
感性に逆らい響いて
覚醒と混濁した意識で

まだ僕は見つけられないんだった
点と点、結ぶような音の意味を
線でつないだ音符が五線譜の上で
星座を形作ったロマンさ

この夜を走れ音楽
何も意味を持たないままで
でもどうせ誰か優しい人が勝手につける

あなたは何を聴いているのでしょう？
この音に特に意味はないというのに
どんな想いで音を聴いているの？
それは思い違いかもしれないのに……

ただ鳴らす心地よさすら
僕にとってただのノイズなの
でも君が好きと言うから
鳴らす、鳴らす。

それが音楽

誰もが持っている純真キララとは
時には暴力、時には残酷で
誰かに向けたら鋭く傷つける
尖ったナイフやアイスピックみたい

無邪気なきらめき振り回せないのは
僕らと君らが全然違うから
何もかもがそう違うのに、不思議これでもおんなじ人間で

どれだけ自由を楽しんでみてもその影で泣いた人がいる
僕らの自由と純真キララとは
誰かの涙で作られているのさ

いつも同じような日々にサヨナラをしましょうよ
つまらない人生にスパイスと秘密まぜましょう？
くだらない悩みごとならゴミ箱に捨てましょう
素敵なことで笑えるようなマインドになれ！

涙の跡に花が咲くようなことを
消えない傷跡すら美しく見えるよ

いつまででも使えるような都合のいい人なんてさ
いないからさ変わり続けて自分のチカラ素敵をつくる

夢見がちな幼さが時には愛しくなる
それだけでは刺激についていけないのが世界
おはようからおやすみまで果ては夢の中まで
スパイスやスイーツで好き勝手に散りばめてけ

満たされることを知らない心のスキマには
そう
あなたが入り込むとピッタリ

いつも同じような日々を蹴っ飛ばしてみましょう
逆立ちした世界がそう迎えてくれるから

明かり射す方へ歩いていくよ
幸せだから
泣き顔に笑顔咲き夢見心地の気分
これから始まる楽しい時間

いつも幸せそうな顔で僕のことを眺めていて
それが僕の幸せでもあって
この騒がしい街の片隅
ひそやかにふたつの花、寄り添って咲いて
世界一のくちづけをしようよ
夜空の星も祝福してさ
すばらしい日々

明かり射す方へ歩いていくよ
君と一緒に
涙が落ちた後に花は咲くんだろうね
だからね
ガマンをしないでよね

今もずっと見てたい
君がいろんな顔を見せるのを
それが僕の君を幸せにする
そのために必要なことだよ
辛い時もある
悲しいこともあるよね
できるだけ君を守りたいよ
歩く道はどうやらちょっと
険しいみたい……
それでも

明かり射す方へ歩いていくよ
君を連れ出し
幸せの歌唄い
スキップで飛び出そう
新しい日に、さぁ
飛び込みましょう

ふたりなら何も怖くないから
歩いていこう
泣き顔に笑顔咲き夢見心地の気分
これから先、ずっと
続くように