“夕立P” 8th VOCALOID 『I’m sorry in my heart Ⅱ』

Information

音声合成による歌唱、夕立Pによる犯行。 『ごめんなさい、もういちど言えるかな。』
耳をふさぎたくなる理不尽、暴力、狂気。これは世界を嫌いになった少女が、自分を救済するためのお話。

【CD版の仕様】 CD-R:手焼き 紙ジャケット:ホワイトワトソン 歌詞カード:クラフトペーパー *1枚ずつハンドメイドでの制作のため、若干の個体差が生じます。ご了承ください。

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Tracklist

1.fragile(Drum’n’bass Pop)(05:02)
2.No Mercy(Synth Doubt Rock)(04:06)
3.regret(Alternative Rock)(0:502)
4.なんでもない日(Doubt Country Rock)(03:32)
5.GREEDMAN(Drum’n’bass Rock)(03:20)
6.ねぇ、アーニー。(Alternative Lengthy Rock)(07:24)
7.生きて(意味)たかった(Alternative Symphonic Lengthy Rock)(06:40)
8.ミートパイ(Dubstep Rock)(03:34)
9.虐殺機関(Symphonic Asian Doubt Rock)(04:46)
10.I’m in Love(J-Pop)(02:26)

Lyrics

fragile

いつか描いた幼き頃の夢を追い求め
その行き止まり崖の先から転がり落ちてく
いつまでも夢ばかり見て生きてたよ
叶わない現実がもう錆びついて……

いまでも求める
そう一筋の希望あれば
どんなにバカだとしたとしても追い続ける

止まらない世界で夢見がちなぼくは

新しい日がぼくを突き刺し嘲笑っている
本当はもう今にも心壊れそうなんだ

嘘吐いて誤魔化してきた道だから
戻れない今更すぎて
向こうには……

本当は知ってる
悲しみも後悔も全部誰かのせいではなくて
ぼくが全部悪い
いつまでもそうしてた
罪が今、罰へと

苦しみばかり悲しみばかりぼくの背中には
傷跡舐めて血の味染みて
また壊れていく

「痛いよ つらいよ」
その声すら届かなくて
消えてく、消えてく。あんなに光ってた未来
世界に置き去られて扉は閉ざされる

夢から覚めて汗にまみれたベッドから起きて
何も変わらず何も出来ない
ぼくがいるだけだ

No Mercy

いつの間にか胸の痛みまでなくて
これがきっと悲しみを越えた怒り
歪んだ妄想ばかりが湧き上がる感覚がある
思い出した本能のままこの怒りを
ぶつけてお前を殺すまでに至る道

手にはナイフ、夜道を往く
復讐を果たす
この生命と刺し違えてどうなろうとも構わない
ぼくが今、頭にあるのはお前の
苦しみ抜いて力尽き変わり果てた顔だよ

「せめて」なんてかける慈悲のカケラなんて
あるはずなく悶える顔だけがそう
僕の残された希望で
何もかもめちゃくちゃにした

何も知らないお前の全てを今から
削ぎ落として切り刻んで塵にしてやろう

手に花束持ったお前
復讐を果たす
幸せの高いとこから突き落としてやろうか
あと少しもすればお前の全てが
無残な姿に成り果て
誰もがぼくを呪うよ

regret

I don’t know.
I can do anything, but i know
I can’t do anything
Because it was scary possible to break everything
Please forgive me

I’m sorry in my heart

I wanted Only one in the world
I love you, But you’ re getting
It’s all too late, it’s awful Every day
I regret feel the worst feeling Still life goes on
Heartless If it is possible want to redo everything
How stupid it is At that time I

I’m losing The only hope and future Wandering On the way too long
A promise of the past
You will not remember
Did you spend your life, Is there me there?
Make happy. But everything ended
What should I do Close my eyes want to redo everything
How stupid it is at that time I

I think past want to redo everything
How stupid it is at that time I
Close my eyes want to redo everything
How stupid it is at that time I

After everything is over

なんでもない日

「なんでもない……」
「大丈夫……」

寂しいコソコソ帰り道を
石を蹴りながら歩いてた
川に飛び込む石の音や
お前は響くな、寂しいよ

独りコソコソ楽しんでた
タバコも酒も止められるし
ゆっくり自殺をススメれば
「生きろ」と意味のない励まし

日が昇り日が沈み
皮肉にもひび割れた
僕達の心など
ガラスより安上がり

なんでもない日はHappy Day
なんでもない日はHappyですか?

何事もない退屈な日々
何か望めば贅沢だって
それを吸い尽くしてるのは誰だ
お前か お前か お前だ

誰かが望まれず産まれて
誰かが死刑になりました
工場で生まれた命は
今も首を落とされている

結局僕らは流れるまま
どうしようもなく生きている
ムダな命を落とした街
今日も一日お疲れ様

日が昇り、日が沈み
僻みなら、左向き
隣人に感染し近隣に迷惑だ

なんでもない日はHappy Day
なんでもない日はHappyですか?

誰しもにある大苦痛とは
何か奪えば誰かの苦痛
それを知り尽くしてるのは誰だ
お前か お前か お前だ

なんでもない日はHappy Day
なんでもない日はHappyですか?

「なんでもない……」
「大丈夫……」

なんでもない日はHappy Day
なんでもない日はHappyだって

楽しいことも
哀しいことも
怒ったことも
嬉しいことも
汚いことも
綺麗なことも
苦しいことも
泣きそうなこと
それで錆び付きそうなのは誰だ
お前か お前か お前か

僕だ

GREEDMAN

セピア色のMemory
青い鳥すらもフラッタースピードで消え
未来は錆びついていく
しがみついた希望は
幾千の絶望が僕を罠に仕掛ける
最後のトリックだった

消えた幼き日
君の影も夢も愛も

抱えた欲望が暴れて叫ぶんだ
どうして欲しい物そのすべて
どんなことをしてでも手に入れようと
それがそう
僕のやり方だと知っていた
それがそう
例えば罠だとして
何を恐れる必要がある?
それすらも手に入れよう

世間は僕を愚者と
トモダチを賢者だと
喩えて僕をいつも馬鹿にしてくれたよね
ありがとう、そして 死ね
手向けの花も奪い去ろう

さぁ僕を馬鹿にしてた
すべての奴に今
復讐を果たしてやりましょう
そして始まる
新しい世界がきっと来る
僕の好きなものだけを残して
なんて良い気分だろう?
そうさ、それが
自分を救済するための方法で

「はやくやらなきゃ」

「君もどうだい?」

ねぇ、アーニー。

ねぇ、アーニー。

君の普通と僕にとっての普通が実は
周りからしたらとってもヘンで
ともすれば怖いらしい
お医者さんからそう言われて泣いている父さん母さんの
泣いている意味がその時はわからなかったんだ

やがて僕は学校に入り父さん母さんに
「何かあったら僕がアーニーを守る!」と言ったんだ
僕はアーニーがヘンだなんてこれっぽっちも思わなかったんだ
だからアーニーがヘンだって苛められるのがわからなかった

ボロボロになって疲れた僕は泣きながらこう言った
「なんでアーニーは他の子と違ってヘンな子なの?」かと
その時はじめて父さんに殴られた気がする
母さんはただうつむいて泣いているだけだった

ねぇアーニー 僕は疲れたよ
ねぇアーニー 散歩に行くよ
ねぇアーニー 近所にもいたよ
ねぇアーニー 僕らの居場所 奪う人ら

ダイヤのクイーンがこう言って
キングとジャックも頷いた
そしたらみんながこう言った

「知的障害者施設の建設は絶対反対」

ねぇアーニー 僕は弱い兄だ
ねぇアーニー この部屋は暗いな
ねぇアーニー この先が怖いな
ねぇアーニー もう君が嫌いだ

意味も知らず笑う君に怒って殴った虚しい夜も
鉄道に乗って誰も知らないトコまでと思い詰めた夕も
隣の子のおやつを盗んだのを取り上げ返した昼も
それでも何度もやってくる太陽を憎んだ朝も

ねぇ君にひとつふたつの面白い
とっても面白い話をしてあげよう
ひとつはトランプのジョーカーについての話
もうひとつは見世物小屋の中にいた人たちのことだよ

トランプのジョーカーのモデルは障がい者で
王様貴族のペットとして飼われていた奴隷さ
あいつらは彼らを見くびっていたから
彼らが裏切った時にキングは殺されたんだ

見世物小屋の中の人たちは
それによってそこそこお金を持つことができたらしい
だけど博愛主義者の「差別は良くない」
そんな言葉で彼らを見ることはなくなったらしい

知的障害者施設の建設は絶対反対
知的障害者施設の建設は絶対反対
知的障害者施設の建設は絶対反対
知的障害者施設の建設は絶対反対

ゲームから外されてプラスチックのケースにひとり
入れられたジョーカーの叫びも
ケタケタ笑う涙のメイクも
誰も見ていやしない

ねぇアーニー
ねぇアーニー
ねぇアーニー 君も
そうなるのかな?
ねぇ

お花に消毒してありますから犬を近づけないでください
使うと怪我して危険ですから遊具に近づかないでください
何があっても責任は持てないからここから出ないでください
そしてそのまま誰にも知られず忘れ去られてください
なんてねぇ

関係ないけどぶどうがたべたい

生きて(意味)たかった

また誰かが、嫌いな人の不幸を願っている
あんな風に生きたかったな
黄金と斜陽の狭間
僕は明日を、生きたかったな

借り物の感情、作り物のあの歌
知りたくはなかったのに、消えてほしくない
忘れないように、物語に涙で印をつけたら
滲んで文字が、読めなくなった

産み落とされた世界で、耳障りな音に囲まれて
泣きながら迷路を歩む
僕はただ、君の隣で
花のように生きていたかった
笑顔が不思議な
君のように生きてみたかった

もし命をまた取り消しやり直せるなら迷わずに
この人生捨て逃げ出し花のように咲いて生きたい
そんな妄想抱き生きている
いつまで続くの?
この震え、耳鳴りも

この街の屋上、登って
見下ろしてみたらなぜかしら
リアルが失せてく
違うな
僕が逃げて消えた空気だ

このままがいいとそう願った
もう二度と戻れないさ
あの場所に
堕ちていく

もし命をまた奪って生きていくのなら
許されない
最期に望んだいつかの思い出だけが
僕を癒やす

味気ない部屋の隅で
ゴミのようにうずくまって
強がりと後悔の「もう君なんていらない」
僕は誰かの背景になる

喧騒で、塗りつぶされる街
最後にはあの声を

再生。

ミートパイ

強めの雨が降り傘もなくした僕
打ち付ける体をひとりで抱え込み
身を隠す屋根など特に無い都会を
宛てなく逃げ惑い、誰もが無関心

諦め、今
「そう」なんて馬鹿だろう?

「生きていても肉だし死んでもただの肉だ」
言い出したのは誰だ?
今の僕がまさにそうだ
どうにか価値を生んで望まれるのだとして
取って食われるだけのミートパイになるだけだな

混線する思考、疲弊していく体
荒ぶる感情もすべて投げ出したい
諦め、今
「そう」なんて”嘘”だろう?

息のあるうちに言え
死んだら言われ放題
言われるまでもなくて、それでも臆病なままで
どうにか口を開き、出た言葉は悪態
どうせ食われるだけのミートパイなんだよ 僕は

生きていても憎いし
死んでもただ憎いよ
切り出したのは誰だ?
今の僕がまさにそうだ
どうして勝ちにいけず、望む夢も掴めない?
取って食われるだけのミートパイのままなんだろう……

虐殺機関

言葉は形を変え
命を狩る姿に
聞き入る者、すべてに
伝搬する暴力が
人々、その弱さに
それ故、縋るものは
なにより強いもので
怒りも悲しみも そう
飲み込んで

愚か者たちの宴
祭り上げられる虚飾
虐殺の歯車、今
回り始めたらそれが
それが……

狂気に塗れ踊らされる愚衆の瞳

ああ
虫けらのように散るのは
自分ではないと信じ
盲目に続く殺戮
止める者はとうに消え……
もう誰も
逆らえず

さらば理性よ
枯れた心、燃やされるのが見える未来

言葉は形を変え
命を狩る姿に
聞き入る者、すべてに
伝搬する暴力がいつか

己すら飲み込んで

言葉は形を変え
命を狩る姿に
聞き入る者、すべてに
伝搬する暴力が
人々、その弱さに
それ故、縋るものは
なにより強いもので
怒りも悲しみも そう
飲み込んで

終わる世界

I'm in Love

さよなら、わたしの愛してたあの人
いのちは消えてく、無情にも消えてく
はしゃいで疲れて眠る顔見てたい
だけど目の前の笑顔はもう
目開けず

瞳を閉じたらまだ見える
あの顔

夢の中にまで出てきたら
約束破ったことだけ伝えるよ

泣いたよ

二度と戻らない
幼くて無邪気な
あの時の笑顔

愛してた
ありがとう

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