"話録ベリアル" 1st VOCALOID 結月ゆかりver.『紅蓮は蝶と仔の骸と枯れた花に打付けられた気高き焔』

Information

悪とは何か?
それも問い質し、破壊し、再構築するのも我々である。

そうしたことに疑問すら抱かず、無関心であること。
そうして生きていられる危険というものを、平和が招くのならば。

……それは我々の敵である。

Music:夕立P(@Yu_dachiP)
Illustrator:橸(@MASA_lone_wolf)
Tr.1 Guitar:御所難P(@metanoeo21302)
Tr.2 Lyrics:半島(ex.人間)
VOCAL:結月ゆかり

リリース時期:2020年2月11日 - 『この声届け、月までも 六』

Demo

Buy link

coming soon...

Tracklist

Tr.1 - 紅蓮リベット
Tr.2 - 紅い蝶
Tr.3 - 死ンデ紅花
Tr.4 - PRIDE of EVIL
Tr.5 - Enemy of Children
Tr.6 - うつくしいもの
Tr.7 - Abandon hope
Tr.8 - 祈りは天に届かず、明日を夢見ながら埋没する

Lyrics

紅蓮リベット

〜Worship〜

ー奉れ!ー
ー奉れ!ー
ー崇めよ!ー
ーその名は "Be Real"ー

〜〜Story〜〜

高く掲げていた理想が今、朽果て
愚かな者共が彷徨う
紅蓮に焚かれた敗者達の屍
その姿が目を穿つ

見えるモノが真実ではない
都合の良い解釈が蔓延る
人は何度、同じ過ちに
酔い痴れるのだろう……

悲しみで復讐の刃を手にしたら
それが意味するは……?
「サヨナラ」と「ごめんね」の苦しい感情を
切り刻んで
こう祈るのさ

固く閉ざしていた瞳の奥にはもう
希望を見る術は亡くなり
二度と戻れない闇の中だからこそ
光に灼かれた傷痕が
癒やされていく……
こんな優しさは
今まで生きていて知らなかったの
「もしもそれを望むものならば」

紅蓮を心臓に!

焼け付く、二度と抜けない呪いの楔を
『信仰の証』
受け容れよ!
そして叶えよう、これから

さぁ!
繰り返す世界に『終』を。

深く、深く。
胸に撃ち込んだ信仰の証が疼きだして
「敵を討てよ」
「奴らに優しく、偽りの"終"を」

激しさを増した衝動に駆られて
今、僕は修羅となる

夢に見た未来ははじめから仕組まれた
予定調和の世界の中

狂ったように願う破滅

「そう
 だから叶えよう!」

僕たちはまたダメだったから壊れていく。
打ち付けられた紅蓮が……

笑う。

紅い蝶

紅い月が満ちる夜には人は心を乱し
嘘を口にした者は蝶になる
墓を守る彼を見て少女は髪をくゆらせ
「嫌い」とそっぽを向いてはにかんだ

僕は蝶を追いかける紅いきらめき
虫取り網握り締め走り出す
僕はただ伝えたい何時になっても
美しい君だけを守りたい

蝶の翅はきっと 君の嘘
紅い嘘は夜に 透き通る
いつか君のこと 抱き寄せて
怖い不安みな 壊したい

男はじっと空を睨み呟いて
スコップ持って森を抜け追いかけた

あれから10年が過ぎいくつも国は滅び
蝶のはばたきひとつで人が死ぬ
悲劇は正義を騙り蝶捕らえようとしたが
盲目の墓守りにより埋められた

僕は蝶を追いかける苦い悲しみ
スコップただ握りしめ駆け抜ける
僕は君を守りたい黒い血飛沫
邪魔者たち斬り殺し埋めてやる

蝶の夢はきっと 僕の夢
淡い夢は夜に 薫り立つ
いつか君を捕らえ 抱きしめて
グロい死臭みな 濯ぎたい

男は泥に塗れて 血で洗う
道には無数の墓標 刻み込む

貴方は静かな 木漏れ日集めて
眠りを奏でる 死者たちの揺り籠
悲鳴は耽美な シルクの カーテン
そよ風運んで あたしだけ見つめて

僕は蝶を追いかける光る羨望
虫取りかご握りしめ待ち伏せる
僕は君を壊したい軽いはばたき
むしりとって噛み砕く愛おしい

男は狂気に憩い蝶に焦がれて歌う
月夜に墓碑銘を打つ呪い歌

蝶の翅はきっと 僕の嘘
そんな嘘は夜に 歪んでいく
いつか君を食み 飲みこんで
この宿命すべて 憎みたい

羽ばたきはまた悲劇を生んでいく?
深紅の蝶がきらめく、ああ 愉しげに

蝶の夢はきっと 君の夢
この夢はいつか 終わるだろう
なにが現実でどれが夢? 眠りたい
少女はついに食べられ、もう 目覚めない……

死ンデ紅花

秘めていた愛情が冷えて消えかけ
君はまた温もり求め彷徨う
その先にあるものそれは限られてた
欲望、快楽
なんて醜い……

求めてたそれはその場限りの
ただのハリボテ
吹けば壊れてしまう

虚飾に塗れてる彼奴等には
お似合いかもしれない

だけど愛する君はそんな物には
染まってほしくはないのだから
さあ
邪魔者達を消してしまおう
僕達のために
さあ
死んでくれないか

紅に染まる躯を眺めてたら
全ての汚れが君のせいだって

気が付いた時には血塗れだった
どうして僕は君を……?

愛してしまった理由などそんな
過去の事だと忘れてしまったよ
その初期衝動 欠けてしまった
下手な理性を生み出して苦しめるよ

だから
今では君が憎たらしくて
どうして僕に尽くしてくれなかった?
この愛憎に狂わされたら
僕はまたナイフを喉に翳し
花を切り落とす様に

死んでくれないか

PRIDE of EVIL

己の信ずるその道を逝けよと
ささやくその言葉は天使ではなくて
欲望の儘、暴れる意志の仕業で
このまま
飲み込まれて従うのならば
其処に”真”は無い

さぁ!今、問えよ
己を構成する
血脈を、哲学を。
PRIDEを掲げよう

今際の時こそ、そう
笑えるように。
悲しみの裏にある
感情の浄化は……?

死にゆく者、生きる者を隔てる境界線
その狭間で悩むことは
決して無駄じゃないさ

さぁ!今、問えよ
あの日の記憶の奥底で暴れる
後悔のその意味

正義だとか・悪人とか
そんな価値観に
振り回され、怖がって何もできない
無様……

さぁ!今、問えよ
己の信ずる
“カミサマ”の正体を!
その姿、何者か……?

今こそ解き放てよ!
飼い慣らした邪悪を。

オマエが思うように
この世界を生き抜くんだ

Enemy of Children

いつか見たおとぎの国はもう追い出され
行く充てなく彷徨よう
見てるるのはどこまでも暗くて苦しく悲しい現実の日

行く末はきっとあの醜い大人の姿と心になる  
「時間よ止まれ」そう願ってもあの日に帰れないわ

どうかこの儚くて幼き日の思い出だけでも残させて
それも踏み躙られて嘲笑われ
いつまでこの時続くのか教えて

果てしなく続く闇の支配
冷たい目が刺し今日も独り

生き残るにはこの心さえ捨てさらないとダメで

弱さ故に求める優しさなど差し伸べてくれる人はなく
「誰か助けて」という悲鳴をあげ
その声は奴らの餌と成り果てる

どうか救いの日よと祈り捧げ
「そんな神様はいないんだ」
わたしがそれを知った時にはもう
血の海で染まる私の大人たち

あの時にはもう既に帰れない

うつくしいもの

わたしは醜くて汚いから
うつしいものに惹かれてしまいます
わたしはうつくしいものを見ても
なんにもならないわ、醜いままだわ
美しい、愛らしい、わたしにはないもの
どれほどに羨んで手を伸ばしても無駄

生まれ落ちた時に理解っていた
わたしと違うような世界に生きている
妬ましさ悔しさ溢れてきて
思わず壊したい衝動に駆られるの

美しい、愛らしい、生まれ持った才能
羨んで嫉妬してまた醜くなるの
俯いてほくそ笑みそれに手をかけたら
逃がさない、手の内で壊れるまで遊ぼう

愛おしくて憎らしいもの

閉じ込めて眺めてるあなたのその姿
いつまでも側にいて そこで怯えていて
見つめてる見つめてる爪先ひとつまで
呼んでいる呼んでいるあなたの魂を

それを永久に

愛らしくて うつくしいもの

Abandon hope

傷は胸を抉るように深く腹の底暴く
ヘドロ、血だまりの中で叫ぶ
一人虚しさを
未だ果てぬ命の炎を隠して持て余してる
くだらなさを其処に吐き出して
世界を捨てて逃げてる

Abandon hope.
この先もなく絶望だけ噛み締めている
Abandon hope.
茨の道を息絶え絶え素足のままで歩く

生きる意味を失い暗い崖の淵なぞる
理由も分からず生きてるだけの迷走する
日々

揺らぐ心まだ動いてても
ただ痛みばかり感じて
新たな夢見ることも出来ず
そう「何も見たくないんだ」

Abandon hope.
俺の絶望もどうせならば捨てられたなら?
Abandon hope.
首に巻き付く運命さえ断ち切れたのならば……

繰り返し罪犯し 蜜を舐め回して
その罰を受けた 時唾も出ないほど
乾いてた愛情に 何も捨てられずに
手に入れたモノ全て過ちでしかなくて

背負う罪をそぎ落とせなくて
悩める俺を殺して
今も探す免罪符の意味
掴んだ腕の重みも

Abandon hope.
暗闇を逃げ狂いだした俺の思考も
許されない方に動き出し
血の匂いで煙る道徳
Abandon hope.
雨の逃避行、力尽きるその時までは
Abandon hope.
どうせなら全て捨てされたら

祈りは天に届かず、明日を夢見ながら埋没する

もう二度とは戻らないあの思い出も記憶も
今祈りを捧げても空は遠く届かない
明日を夢見て沈む
まどろみつつ沈んでいく
悲しみすら、喜びすら、すべて消えて
からの身体

屍みたいな僕は
今では感じるものはなくて 惨めだ
それすらわからなくて 気楽だ
それすらわからなくて 僕は……

愛していた君のこともわからない
大嫌いな僕のこともわからない
世界のすべてが僕に襲い来る
そんなことすらも もう今わからない

星の光る夜をさまよい歩く
照りつける太陽の下をさまよう
こんな日々を幾度も繰り返して
それでも僕は何もわからないまま
でも唯一残ってる
この祈りを捧げる手
意味もわからず捧げるこの祈りは届かない

命尽きるその時まで
何も出来ず祈るだけで
その意味すらもわからなくて
できることがそれだけなの

© 2020 夕立ノート