pixivAPOLLOで可視化した、自己愛の化物にも見える参加クリエイターの姿に思うこと

エッセイ
geralt / Pixabay

今回の記事ではぼく自身が散々貶されるのを見越して、なおちょっと看過できないような状況を体感してしまったので筆を執ります。乱文な上に長文ですがご容赦ください。夕立P(@Yu_dachiP)です。

なおpixivAPOLLOで可視化したと書きましたが、他の界隈でもかなり見かける現象だと思うので、音系創作者だけでなくクリエイターなら一度は見て、自身の考えをぶつけて欲しいと思っております。各自、反論なり発展させる意見なりあると思います。受け売りではなく、自分の意志で考えてみましょう。

自己愛についての前提

まず見出しでひどいこと書いてありますが、先に断っておきます。
自己愛って言っても、本来はそれがないと他者への愛もおろそかになるので本来は絶対必要なものであるというのを明記しておきます。
それが歪んで自分だけに向かってしまってるのを自己愛の化物と今回の記事タイトルでは言っています。

自己愛について悪く言ってそうなタイトルにしてしまいましたが、本来は自己愛ってものすごく大事なものなのでそこは変な印象与えちゃったら申し訳ありません。

作者は感想が欲しい?

まずこの前提に当てはまらないと自称するクリエイターの皆さん、あなた達には当てはまらない話なのでブラウザバックしてください。ただただ不快になるような話しかここには載っていません。

多くのクリエイターが、世に出した作品に対しての感想を求めています。ぶっちゃけそうでなかったら「なんで何らかの形で世に露出させようとしたの?」という疑問もありますが。ましてやインターネット即売会というこの機会にわざわざ作品を出している方々は、まぁ大体そういう人たちだと踏んでいます。

「作品に感想が欲しい!」「それが何よりの活力になります!」
で、実際のところ#pixivAPOLLOのタグでコメントができるようになってましたけど、どうでしたか?
リスナーの方に聞いてるんじゃないですよ、上記のようなことを言ったり思っていたりしているクリエイター側の人にですよ?
あなた、自分の方からその貴重なコメントを発信していますか?
ログに残らないまでも、SNSですぐ流れるようなのでもいいから感想を少しでも述べられていますか?

可視化されログに残ったクリエイター側の行動

#poxovAPOLLOタグを遡ってわかったコレですが、とにかくクリエイター側は宣伝だけでやかましいです。
ぶっちゃけた感想を言いますと、場所が違うだけで置き換えてみれば即売会場での呼び込みとほとんど変わらないと思いました。

ついでにAPOLLOの作品ページも見てみると、まぁコメントのついてる作品とついてない作品の落差がすごい。ひとつでもコメントが付くと後に続きやすいのか、結構な数がついていたりするのですが、コメント0の作品が『注目の作品』をざっと見ただけでもザラでした。インタビューなんてほぼ死に機能と化してましたしね。

最も感想を欲しがっている立場のクリエイターが「自分は発信する側だから……」と他者の作品に対して黙して語らずを貫いているのはどうなんでしょうか。

「君が好きだって気持ちもコピペじゃないかって嫌になった」

という歌詞があります。今はネット上にない、くすのせ氏(へんたいP)の楽曲『TWiNTAiL』からです。
氏は一時期、ニコ動で結構な支持を得ていた(それこそキチンとP名襲名をしたあたりから伺えます)のですが、しばらく投稿した楽曲が奮わず一度引退してしまいます。
その際に周囲の人がなんて言ったと思います?もうみんな口を並べて「やめないでほしい」と。
同人の世界なんで、やるも辞めるも本人の自由意志だし、ファンも応援するのは別段義務じゃないのですが、やめないで欲しいという言葉が出る前に、同じ口からもっと早く応援の言葉がでなかったのか?と疑問に思います。
特にクリエイターの人がこういう言葉を投げかけていたのは若干の残酷さも感じられました。

『黙して語らず』の奇妙さと実害

人間、とても不便で厄介なもので、目に見えない耳に聞こえないというものは往々にして「なかったもの」として処理してしまいます。というか存在を認知できないのです。

感想にしても全く同じことが言えます。「応援してるよ!」という言葉は無責任にいくらでも発することができます。しかし、クリエイターは多くの場合、作品を見聞きして欲しいですし、ソレに対しての反応が欲しいわけです。

流行りの「エモい」「つよい」とかいう一言で済ますのは個人的にはちょっとさびしいですが、そういうのでも構いません。ましてや作品から作者の気持ちを答えよなんて国語のテストみたいなことなんて、そうそう求められていません。作品を世に出した時点でミスリードなんてザラにされますし、そもそもひとつの物事に対して様々な解釈があるのが普通でしょう?

コメントしないのにも理由がある

恐らく多くは作者との解釈の違いで「ミスリード」が起こることや、他人から「自分の作品にも感想を!」と催促されること、他にも色々な要因があって二の足を踏んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
確かにそういった面倒事は回避したいのが性ですよね。ですが、自分が言いたいことを言わないままでしたらその感想は闇に葬られるばかりです。作者はエスパーじゃありませんから、そういった感想があるのを知らないままでしょう。

他人のそういうのに振り回されてそういう素敵な場をフイにするの、ものすごく勿体無いと思いませんか?

ちょっとでいいから作者にコメントを届けてみよう

リスナーの方にも呼びかけていますが、今回は特に上記で批難してしまったクリエイター側の人々に対して強く言っています。

まず自分が求めているのに、他者にはそうしないという不健康にも思える現状をちょっとでも変えたいという気持ちがあれば、一言でいいからコメントを残してあげていって欲しいです。上記でちょっと触れましたが、コメントがひとつ付いている作品はそこから後を追うように他のコメントが付くような現象も多いです。

あなたが最初のコメンテーター(おおげさですが)になれば、そこから多くのコメントという交流を生み出すことができるかもしれません。
細かい感想を言おうとすると難しいと思うので、まずは一言からはじめてみてはいかがでしょうか。

また、今ではこういった匿名で作品の感想を書けるサイトも存在します。自分の名前を出して作品を推すのに気が引ける場合などの選択肢になるでしょう。
同人音楽感想投稿サイト『worth』さんのご紹介。 | R3Magazine

【追記】作者はアピールの仕方をちょっと工夫してみよう

TLでこういう意見をいただきました。(元ツイートが消失しましたので、テキストだけ引用させていただきます。)

クリエイターの感想乞食の件、誰一人自分の作品をアピールする事に触れないのな。
聞いて聞いてばかりの広告じゃなくて、この曲だけでも聞いてくれ!とか、サビサイコーやで!とか、そういうの自己アピールしてくれ。時間なくても「じゃぁ聞きに行こうかな」とかなるとおもうの。少なくともぼくはそう

「リンゴ入荷したよ!」だけだと「ふーん、そう」で終わるけど、
「今年のリンゴは甘いよ!」だと「じゃぁ一個もらおうかな」ってなる感じ。
伝われ

ただ「作品を見て!聴いて!」とだけ「見れば分かる、聴けばわかる」と投げっぱなしにするよりは、
このように作品について作者自身がアピールするというやり方をすると受け手も反応しやすいのでは?というものです。
とても共感したので許可を頂いてツイートを掲載させていただきました。ありがとうございます。

また、呼び込みについてもこちらの記事「5分で劇的に変わる同人即売会の呼び込み」や
5分で劇的に変わる同人即売会の呼び込み | R3Magazine

「自分の作品を誰かの元に届けるために」という記事が応用できるかと思います。
自分の作品を誰かの元に届けるために | R3Magazine

他にもやり方としては「事前周知を徹底する」等の手法を紹介しているこちらの記事も参照ください。
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「宣伝」も「無反応」も100%な悪じゃない

どうしても反応できないような楽曲であったり、やはり作品のミスリードを恐れたりということで無反応になってしまうこと、あると思います。
また、「宣伝」はそもそもこれをやらないと作品を見てもらえません。これはとても大切な行為です。
この2つについて悪になってしまうような風潮もぼくは恐れています。思っていたより記事に対して肯定の反応が大きかったので尚更です。

「無反応」であること、仕方ないこともあります。できたら一歩を踏み出して直接作者にぶつけられる勇気を持てますように。せっかく作者と受け手の距離が近いアマチュアの世界なのですから。
「宣伝」必要です。あなたの作品をもっと広い層に、色々な人達に届けてください。どんなに素敵な作品でも、見られなければ「そこにはない」のと同じですから。

他にもこんな反応が。

うらひとさんのブログでは、こんな意見が挙がっています。
【音楽・雑記】 #pixivAPOLLO の参加者としての感想
こちらは参加者側ではなく運営・システム側に向けてどうしたら良いかという発信になっており、APOLLOの中の人が参加者との距離が近いのもあって、こちらの方がより現実的な意見になっています。併せて読んでみてください。

第5回APOLLOは本日までです、今日から早速、あなたもどうでしょう?
ネット音楽マーケットイベント APOLLO A-05は閉会しました。

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