「検索性のよさ、見つけやすさ」の他にも「呼びやすさ・キャッチーさ」また「法律に引っかかる可能性」もることなので、実は充分に考えたいところですね。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
皆さん、サークル名などを付けるときにどうやって考えましたか?戦略的なことなど抜きに、好きな名前をつけたいのが本音ですよね。でも利便性のある名前もそれはそれで後々効いてくる……
今回はそんな悩ましいサークル名の付け方について、まずは気をつけたいことを5つ、お話してみたいと思います。
同名のサークル・バンドがいる
わりとやらかしたパターンです。ジャンルが違えど単純に検索では競合になります。はっきり言ってリサーチ不足ですね。相手方の検索にも割り込むことになるので、その点もよろしくないです(例えばTwitterのエゴサーチにも支障が出ますよね)。
またSNSのアカウントを取る際にも、先にIDを取られている可能性も高くなります。
事前に同名のサークル等がいないのを確認しておくのはわりと基本かなと思います。
呼びやすさ
口に出した時の呼びやすさ、またSNSなどで書き込む時の書きやすさ、といったところでしょうか。これはそのまま名前の覚えやすさにもつながります。
長いサークル名のところなどは『略称』『愛称』等を定着させることでこの辺をクリアしていたりします。このふたつはうまくすれば『キャッチーさ』も出せたりしますので、ちょっと凝った長い名前にして愛称を定着させていく、というのも戦略的にはアリでしょう。
ただ、難読漢字や特殊文字を使っているとそもそも読んでもらえない・初見の方には読み方がわからないということも考えられますのでご注意を。
蛇足気味ではありますが、海外展開も視野に入れている方は「外国語(特に英語)表記でいわゆるFワードになるような名前」も調べて回避した方が良いでしょう。
検索性
インターネットで検索に引っかかりやすいかどうか。まぁこれはあなたの作品・コンテンツを増やしていけばサークルのネームパワー・またはサイトを作って独自ドメインを取得していればドメインパワーが育っていって、ある程度は解決してくれはしますが。
ただ一般的に頻出単語みたいなサークル名だと、かなり厳しくなるかと思います。
登録商標を用いていない
例えばなんちゃらのお菓子の名前をそのまま使ってるとかだと、わりとアレです(深くは言わない)。
体験談としては「そのなんちゃらのお菓子を差し入れで大量にいただくことがある」というのを小耳に挟みましたが、後からなんやかんやモメ事がない平和を望むならやめておいた方が……というかそもそも上記の検索性の問題にも引っかかってきますので、そういう意味でもごにょごにょ(日和る)。
まぁ、特許の情報は『特許情報プラットフォーム』から検索できますので、こちらも併せてどうぞ。
特許情報プラットフォーム | J-PlatPat (https://www.j-platpat.inpit.go.jp)
会社でないものが会社と誤認させる表記を用いる
こちらも厄介ではあります。会社法というものが存在しまして、その中の第7条に
「会社でない者は、その名称または商号中に会社であると誤認させる文字を用いてはならない」
とあります。(会社と誤認させる名称等の使用禁止、会社法第7条)
自分の調べたところではこれで罰則事例を食らったみたいな話はなかったのですが、こちらも後々厄介を回避しておきたいなら気をつけたいところです。まぁ株式会社でない個人サークルが(株)とか付けてたりしたらそれはどうなんだっていう部分もありますが……
むすび
後半ふたつは他所からおこられが発生しないために気をつけること、それ以外は名前を付けることの戦略的な部分について書きました。
こうして書き出してみると、サークル名ひとつとっても戦略を考えることができたり「好き勝手やりたいだけなのになんでこんなことまで考えないといけないんだ」という声も聞こえてきそうだったりと、まぁヒリヒリしますね。
それだけ名前というのは奥深いのですよ(良いことを言ったつもりになる)。
ネーミングでお悩みの方へ。
ネーミングに関する本もこんなものがありますので参考までに。
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ネーミングとはちょっと違いますが、こんなのもどうぞ。
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