自作したCDには実はアルバムの情報が付随していません。具体的にはトラック名やアーティスト名などです。
そのまま他のPCやCDドライブ、カーステレオ等に入れても、「トラック1」「無名のアーティスト」といった表示になってしまうかと思います。
今回の記事は自作CDを読み込んだ際に、そうしたアルバムの情報が表示されるようにする方法を解説します。
これにはどうするのかと言いますと、CDDBと呼ばれるデータベースに自作CDの情報を登録します。
CDDBってなに?
CDドライブにCDを突っ込むとiTunes等のソフトが立ち上がります。CDに入っているwavデータには、楽曲タイトルや作曲者等の情報が入っていないため、これをどこかからか引っ張ってくる必要があります。その場所がCDDBなのです。こちらにCDの情報が載っていれば、それを元に曲名や作曲者の情報を手に入れてインポートすれば「アルバム情報の載ったプレイリストが完成しました!」って具合です。
逆に言うと、こちらに情報が載っていなければアルバム情報を手打ちで行うハメになります。これが案外手間なのです(昔はそれもまた味という方もチラホラいたようですが)。
とにかくこの作業は手間なので、出来るだけ登録してあげてください。
参考記事
現在、登録したほうが良いと思われるCDDBについて
現在でも主流のGracenote、他にもFreeDB(*1)、MusicBrainz(*2)あたりに登録しておくと良いと思われます。
(*1)freeDB.org”は2020年3月31日に終了していますが、日本の場合は現在でも“freedbtest.dyndns.org”という日本語版が別に運営されています。
(*2)MusicBrainzは非営利のMetaBrainz財団によって運営されている、オープンな音楽データベースサービスです。海外では上記“freeDB.org”からの移行が進んでいるようです。
参考記事:オープンなCDDB、『MusicBrainz』の使い方 | https://otherworldliness.net/2020/05/use-musicbrainz_cddb/
CDDBへの登録の仕方(Gracenoteの場合)
これにはiTunesを用いて登録します。
CDを入れてトラックをcontrol+クリック→情報を見るを選択します。
トラックの情報が出てきますので、そこを編集してあげます。
編集が終わったら歯車アイコンをクリックして「CDトラック名を送信」しましょう。
完了したらこういう表記が出ます。CDDBに反映されるまで待ちましょう。