(2016年版)iPhoneだけでDTMって、どう?でも「もう○○選!」なんてやめて1本に絞らない?

DTM
FirmBee / Pixabay

追記:紹介しているアプリ『nano studio』がアップデートされていないため、iOS11以降はアプリが使えなくなりました。現在、nano studio2を開発中との噂もありますが……どうなることやら。

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実際にやってみてどうだったかというと、スケッチ程度の目的だったのが完パケまでイケそうなんじゃないかと妄想を広げさせてくれるほど最近のモノはいい出来です。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
当サイトの閲覧者の半数近くがiPhoneユーザーだということが分かっているのですが、そのiPhoneユーザーがそれだけを使ってDTMをする場合、どこまでできるのか?っていうのを試してみました。

iPhoneDTMでの使用アプリ一覧とその目的

  • KORG Gadget → 出音がとてもいいのでシンセとして&シーケンサーとして
  • Mobile VOCALOID Editor → ボーカルとして起用
  • garageband → MTR的に使った&Drummer機能でドラムトラックを自動生成してもらった

手順としては、KORG Gadgetで楽曲のオケと簡易的なリズムトラックを作り→Mobile VOCALOID Editorでボーカルを作り→garagebandで本格的なリズムトラックを作り→garageband上でミックスというカンジです。

もう○○選!なんてやめて1本に絞らない?

今回の記事タイトルにもあるとおり、iOS音楽アプリ○○選!って記事多すぎじゃないですか?今日見たやつで一番ひどかったのは「アップル iPadで音楽制作に使える優れたアプリ99選」とかいうタイトルです。もはや選ぶ気ないでしょうみたいな。
なので、本題とおりiOSでDTMをするならこれ一本!という風にキメ打ちしてしまいましょう。やりたいことが増えてきたら買い足せばいいんです。

DTMアプリ、何切る?

というわけでアプリの数を削るとしたら、まずgaragebandです。今回はボーカロイドとオケのミックス目的以上に、リズムトラックをDrummer機能でチート生成させる目的で使っていました。リズムトラックをちゃんと作りこもうと思えばKORG Gadgetでできるので要りません。

次に、歌モノを作るならVOCALOIDもいるかな~と思いますが、そういうのは歌モノを作るようになってから考えればいいです。ボカロで歌モノを作るつもりなら残しておけばいいですが、とりあえず今回は切る対象にしてしまいます。

残ったのはKORG Gadgetでした。ただし、コイツも追加音源を足すのに別アプリを購入するとかいう事が起きたりしますので注意してください。あまりにも際限なさそうだと思ったらコイツを切る選択肢もアリです。

あれ?一つも残らないじゃないですか。

iOS作曲アプリはNanoStudioとかどうでしょう

はい、というわけでiOSの作曲アプリには、上記の作例で一切使ってないNanoStudioを提案します。「どういうこっちゃ」と思われるとアレなので、別の方の作品を挙げておきます。

これなんかはボカロも使ってはいるのですが、オケは全てNanoStudioだったはずです(見せてもらったのウロ覚え)。
この手のエレクトロポップ路線でなくとも、シンセがメインの曲ならだいたい(シンセが弄れたら)書けます。デモソングを見てみるとなんとコレでバリバリのハードロックを作っていたり(!)します。

UIも狭い画面でタッチ操作するためのものになっており、その操作感を覚えてしまえばWin/Macで無料で用意されているNanoStudioの操作も難なく使えるようなっています。
言い忘れていましたが、Win/Mac版は無料です。

アプリとしても600円だし、スケッチにはもちろん完パケでも上記の曲みたいなものを作れたりと中々優秀なNanoStudio、ちょっと導入してみたくなりませんか?
アプリ内課金で使えるトラック数が16トラックになったりもしますが、そこは必要に応じてどうぞ。ちなみにデフォルトだと8トラックです。

NanoStudio webサイト

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