不器用な僕もどうにか一歩前へ歩き始めたんだ。『ロングロード』楽曲解説

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いつまでも終わらないぼくの旅。こんにちは、夕立P(@mofday)です。
今回は自分が作った曲の中でも3本の指に入るほどお気に入りになった楽曲『ロングロード』について解説します。

ロングロードのイメージ

ぼくにしては珍しく、歌詞のテーマがほぼ決まってから制作に取り掛かった楽曲です。曲調としては00年代初期のビーイング系?あたりを意識したつもりです。収録されているアルバム『After Rain』で謳っている「ロック×ポップス、デジタル×アナログ、テクノ×エピック」といった様々なマテリアルを融合させることができたと自分では思っています。

ロングロードができるまで

サウンド面に関しては変なところから着手しています。なんとサブベースのリフから作り始めました。そこからメインとなる、より低音を担うベース・ストリングスのリフ、リズム・パーカス隊と作っていきました
一番最後に作ったギターサウンドについては、実はサンプリングと打ち込みが半々で混ざってます。
ドラムは(実は結構な割合でこういう手法を取っているのですが)アコースティックなドラムにデジタルなドラムを重ねて、複雑なリズムを作った上で4つ打ちの分かりやすいリズムを付け加えることで、あのテイストを演出しました。あとは所々にエピックなパーカスが入ってきますね(映画音楽っぽいズーン……ダーン……してるアレ(伝われ)です)。

ロングロードの歌詞について

おさらいをしながら解説しています。

Long road

また僕はくだらない悩み持ち
道の上 虫のように 右往左往

見える世界、狭く
天に祈る迷い子

交わるロングロード
広がるロングロード
何処へ向かうの
行き交う人らの荷物は重たく
喉が渇いてしまう

歩くのに疲れ果て立ち止まる
その人に投げられる激励は
まさに石礫、僕に痛く
泣けど喚けど止まない

鳴り止まない音
胸にあるのなら
「逃げたい止めたい」
それでも進むんだ
幼いころの影が僕を責めるんだ

平行線のロングロード
西へ東へと道に迷うなら
立ち往生していて進めず泣いている
君を迎えに行こう

道をずっと歩け 見えぬ果てへ進め

交わるロングロード
広がるロングロード
北へ南へ
選ぶ道の数きっと無限にある
だから迷うの?

行き交う人らのそれでも生きていく
姿、マネして
不器用な僕もどうにか一歩前へ歩き始めたんだ

歩いて行く辛くても歩いて行く
歩いて行く辛くても進んでいく
苦しいよ泣きたいよ止めたいよ
いつまでも終わらない僕の旅

不器用な自分だけど、周りのみんなも迷ったりしているんだというのに気がついて、それでも生きていくみんなの姿をマネして、一歩ずつ前に進んでいく……という歌詞でした。
つらいことばかりで「泣きたいし止めてしまいたい、それでも続いていく人生という名の長い道」を歌ってもらいました。
お気に入りのフレーズとしては「幼いころの影が僕を責めるんだ」とか「選ぶ道の数きっと無限にある、だから迷うの?」とか。前者は自分の人生観のこともあり、自爆したレベルで刺さりました。

そんなこんなで、むすび

夕立Pとしての1stアルバムの『After Rain』ラストを飾る曲でもありますこちらの楽曲、ニコニコ動画に上がっている(&カラオケで配信されている)のと、ストアで販売されているのとでは音源の違いがあります。前者はもとより、後者はSpotifyやApple Musicでも聴けますし、デジタル販売もされていますので違いを聴き比べていただけたら作者冥利に尽きます。

夕立P 1stアルバム『After Rain』のセルフライナーノーツはこちら。
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夕立P 1stアルバム『After Rain』の紹介ページはこちらです。
[st-card id=2146 ]

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