「作品に対して感想を言うこと」について、改めて考えてみる

エッセイ

「アーティストには感想とか反応してあげないと、作品を作るの辞めちゃうよ」っていう話。

それに対するカウンター…… とまではいかないかもしれないけど、それをあまりに強要するスタイルってどーなのよ?っていうのをTwitterで言ってました。

先に断っておきますと、「コメントをしなくてもいい」という話ではありません。ぼく自身、コメントをはじめとした受け手の反応を作者や作品に寄せることに付いては好意的な立場です。問題はその促し方について、というところでしょうか……

TwitterでのぼくのTweet群

この手の話「それは恫喝や不快感をちらつかせて、他人を動かそうとする発言ですよね?」というのは本当にそうで、アーティストや作家の作品を人質に取って反応を要求している、とも読めるんですよね。

本人たちにその自覚があるかどうかは知らないですけど……

また、こんな意見もあります。

対人関係を媒介する嗜好品としての音楽

ちなみに、創作物による対人コミュニケーションを……という話については、阪大がこんなテキストを出していたりするので興味のある方は是非、読んでみてください。

同人音楽におけるCDの役割——対人関係を媒介する嗜好品としての音楽——/ The Role of CDs in Dojin Music — Music as an interpersonally mediated luxury product ってやつです。

『阪大音楽学報』16・17号合併号、PDF版配布のおしらせ/ Announcement of the PDF version of “Handai Ongakugakuhô” Journal, Vol. 16 & 17
10月上旬に告知をさせていただきました、『阪大音楽学報』16・17号の電子版 (PDF版) について、以下の通…

……ぼく自身、同人音楽のレビュー企画『R3Magazine』を主催している立場なので、あまりこういう事を声高く言いたくはない気持ちも決して小さくはないんですけどね。今一度、記事タイトルのように「作品に対して感想を言うこと」について問い質してみる時期なのかなぁと。

https://r3magazine.info/r3magazine-restart-and-visions/

コメント

タイトルとURLをコピーしました