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「作品に対して感想を言うこと」について、改めて考えてみる

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「作品に対して感想を言うこと」について、改めて考えてみる

「アーティストには感想とか反応してあげないと、作品を作るの辞めちゃうよ」っていう話。

それに対するカウンター…… とまではいかないかもしれないけど、それをあまりに強要するスタイルってどーなのよ?っていうのをTwitterで言ってました。

先に断っておきますと、「コメントをしなくてもいい」という話ではありません。ぼく自身、コメントをはじめとした受け手の反応を作者や作品に寄せることに付いては好意的な立場です。問題はその促し方について、というところでしょうか……

TwitterでのぼくのTweet群

この手の話「それは恫喝や不快感をちらつかせて、他人を動かそうとする発言ですよね?」というのは本当にそうで、アーティストや作家の作品を人質に取って反応を要求している、とも読めるんですよね。

本人たちにその自覚があるかどうかは知らないですけど……

また、こんな意見もあります。

対人関係を媒介する嗜好品としての音楽

ちなみに、創作物による対人コミュニケーションを……という話については、阪大がこんなテキストを出していたりするので興味のある方は是非、読んでみてください。

同人音楽におけるCDの役割——対人関係を媒介する嗜好品としての音楽——/ The Role of CDs in Dojin Music — Music as an interpersonally mediated luxury product ってやつです。

……ぼく自身、同人音楽のレビュー企画『R3Magazine』を主催している立場なので、あまりこういう事を声高く言いたくはない気持ちも決して小さくはないんですけどね。今一度、記事タイトルのように「作品に対して感想を言うこと」について問い質してみる時期なのかなぁと。

R3Magazine再開に向けてのビジョンとお願いについて

  • この記事を書いた人

夕立P

2012年頃から音楽的な素養が全く無い状態からDTMを始める。それから少ししたくらいにアナログでのイラストを描くことも始める。 だいたい下手の横好きを自覚しながら、やたらめったに様々な創作分野・ジャンルを渡り歩き続けています。最近は文房具にお熱。わりとピーキーで辛辣なことも書きますので、当サイトの記事はあくまで一個人の考え方として捉えてください。 いま欲しいものリストはこれです。

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