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再生・コメント・マイリスト……数字に潜む魔力とは?

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数字に囚われて、大切なファンやフォロワーを数字に矮小化しないように気を付けましょう。こんにちは、夕立P(@mofday)です。

タイトルにもありますように、再生・コメント・マイリストの数というものには、とある魔力が潜んでいます。これらの数字……インプレッションに一喜一憂し、時には制作の心、筆を折られてしまう気の毒なクリエイターの方も存在します。
ですが、この「数字」にみんな気を取られすぎ・動かされすぎではありませんか?数字が示すものは、本当に作品の良さですか?そもそも、あなたにとって衝撃的な出会いになるかもしれない曲に対して、数字だけで評価することはできないのではないでしょうか?

今回はそうした数字の魔力と、それに振り回されないためのメンタルについて語っていきたいと思います。

数字が作る導線

まず、再生・コメント・マイリストの数=インプレッション……と、ここではひっくるめてそうします。このインプレッションが可視化されていると、どういったことが起こるかは恐らく皆さんも予想がついているかと思いますが、念のため書いてみます。

インプレッションの高い動画について

こちらは「数字が大きいということは"良い曲・動画"に違いない」という心理を生み出します。結果、数字が数字を呼び込み、より高いインプレッションを叩き出す好循環が生まれることになります。数字がそのまま作品に対する、一種の信用度を築きあげているパターンです。
こういった状況を作り出すにはなにも先行して成功した有名Pでなくとも(そもそも作品のクオリティが一定以上担保されているという前提で)様々な仕掛けや、ランダムな成功にピックアップされるということにより引き起こされたりします。
ちなみに「成功はランダムにやってくる」というお話についてはそういう書籍があるので、興味のある方は是非調べてみてください。

成功は“ランダム"にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方
成功は“ランダム"にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方
  • 著者 : フランス・ヨハンソン
  • 価格 : ¥ 1,870
  • 単行本(ソフトカバー):336 ページ
  • 出版日 : 2013/10/31
  • 出版社 : CCCメディアハウス

インプレッションの低い動画について

今度は逆パターンです。ここまで書いていれば予想がつくかと思われますが、この数字が低い作品は「大したことないんだろうな」という消極的な心理を生み出してしまいます。前者が呼び込みをする導線を作り出しているのに対して、こちらは作品へアクセスする心理的な障壁を作り出してしまいます。要するに、作者にとっては悪循環です。この連鎖を断ち切るにしても「成功はランダムにやってくる」ので、どんなに頑張って良い作品を作っていても、ランダムな成功に巡り合えなければ……チャンスを掴むことすらままならないのです。

我々は数字に毒されている

こうした"数字"に拠らないリスナー活動をされている方も当然いらっしゃいます。ごく少数派ですが。ほとんどのライトなリスナーさんや、また作者はこれらの数字に踊らされているように、ぼくは思います。

数字が全てではありません。ですが数字が生み出す印象というのがある以上、この魔力に毒されない・毒を制するようなメンタリズムや手段を身につけるのがいいのだと考えています。

では、一体どうすればいいのでしょうか?

ファンを数字に矮小化しない

はい、これに尽きると思います。たとえ少ない数字で表されているインプレッションであっても、その背後には作品に反応してくれた人々がいます。マイリストに至ってはファンと呼んでも差し支えないのでしょうか。
そうした人たちの存在を、数字というものに矮小化して一喜一憂する、時には競い合う・マウントを取る手段にしている人間の姿、あなたはそれを見てどう感じますか?そこにヒントがあると思います。
人間の心を動かすアーティスト・クリエイターならば、尚更そうした行動や態度は、数字が少なかろうとも堂々とあるべきと考えています。

数字に振り回されないメンタリズム

これはファンやリスナーの方々にも割と言えることで、数字を比べて作品を比較するというのはナンセンスだというのが、ぼくの意見です。そもそも作品の良し悪し・好き嫌いを比較するという行為自体が割と個人的なポリシーに反するというのもありますが。

数字では測れない、作品が揺さぶる感情をもっと大切にしてください。この記事を読んだ方々が、どうか数字という魔力に振り回されてしまうことのないように。

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  • この記事を書いた人

夕立P

2012年頃から音楽的な素養が全く無い状態からDTMを始める。それから少ししたくらいにアナログでのイラストを描くことも始める。 だいたい下手の横好きを自覚しながら、やたらめったに様々な創作分野・ジャンルを渡り歩き続けています。最近は文房具にお熱。わりとピーキーで辛辣なことも書きますので、当サイトの記事はあくまで一個人の考え方として捉えてください。 いま欲しいものリストはこれです。

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