即売会で近寄りがたいサークルスペースの、5つのパターン

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こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。前回、前々回とでは『参加者の方が立ち寄りやすいスペース作りのためにあるといいもの』を紹介しました。じゃあその逆に『これをやったらスペースに立ち寄りづらいでしょう』っていうパターンをいくつか挙げてみようと思います。早速見てみましょう。

近寄りがたいサークルスペースの、5つのパターン

サークルスペースが貧相

決してスペースが豪華に飾られているのだけがいいとは決して言えないのですが、少なくとも頒布物と値札しか置いてないような、机もテーブルクロスなくむき出しのままで掘っ建て小屋のようなスペースは、やはりそんなに印象はよくありません。スペースを着飾ることによって少なくとも貧相さを消すことができれば、近寄りがたい雰囲気も打ち消すことができるかと思います。
そうそう、展示しているものが何なのかの説明がないサークルさんもここに当てはまります。前2つの記事で口を酸っぱくして書いたポップがあるだけでもだいぶ違うと思いますので実践してみては。
あとはサークルスペースのランドマーク的なものを置いておくといいですね。具体的にはサークル番号を書いたモノとか。
同人イベントで作品を頒布するサークルさんが用意しておきたいもの3つを紹介するよ

あと、こればかりは新参のサークルさんは仕方ないところがあるのですが、頒布物の種類がそもそも少ないという場合もコレに当てはまってしまいます。
即売会に参加し始めたばかりのサークルさんにここを求めるのは酷なのですが、頒布物がたくさんあるサークルさんとスペースを見比べた場合、後者の方が見栄え的には良い場合が多いです。
対策としては知り合いのサークルさんと相互委託をする、フリーペーパーを用意する等の対策や、スペースの賑やかしでうまいことどうにかするくらいでしょうか。
ただやはり、いきなり「見栄えをよくしてサークル参加に挑め!」と言っても結構厳しいものがあると思いますので、各自でうまいことやってください。

うるさいほど呼び込みをしている

コレ、多くの場合は周囲にも参加者にもやかましいだけで、敬遠されるパターンです。
だいたい参加者は「自分が求めていない作品に関しては」無関心である場合がほとんどです。
そこにけたたましい呼び込みがきたとしたらどうでしょうか。意識としては『無関心』から『近寄りがたい』方に動くことでしょう。
これについては以前とあるイベントでも問題になりました。
迷惑な呼び込みをするサークルについて – togetter

サークル主や売り子がスマホ等をいじっていて、誰一人前を向いていない

これは“誰かひとりでも即座にスペースを訪れた人に対応できるかどうか”を示しています。スペースにいる人全員がこんな状態だったら、なんだか後ろ暗い雰囲気も出てしまいますね。対応してもらうにもちょっと声をかけづらいかと思います。
やることがなくてスマホをいじるしかできないような時も、できれば誰かひとりくらいはキチンと前を向いて参加者の方々と向き合いましょう。ただコレはソロでサークル参加していると厳しいかもしれませんね。リアルタイムでSNS上で宣伝や現状ツイートをするということもあるでしょうし。

サークルメンバー全員が臨戦態勢

これ、上記の逆パターンなんですがみんなで「ようこそ!」というようなウェルカムな雰囲気を出すと、かえって参加者が威圧感を受けてしまい避けてしまうということが出てきてしまいます。あくまで参加者の対応は1人か2人程度でいいのかもしれません。そりゃ3人以上の人がみんなでワーっと参加者対応してきたらビビることもありそうですね。この辺は塩梅が難しそうです。

参加者さんとの話が長い

常連さんや馴染みの深い参加者の方とはつい話が弾んでしまうもの。せっかくのイベントですしね。ですが、その話が長くなればなるほど「ちょっと話を割るのも申し訳ないし後回ししようかな」っていうカンジでスペースを離れる人が出てきます。そういう常連さんたちとのお話は何度かに区切るとか、ちょっと常連さんにスペースの横側(あくまで隣の方にも邪魔にならないよう)でお話するようにしておくといいと思います。中央に陣取って話が長引けば、話を割って作品をいただくというのも気が引けてくるような人もいるんです。とはいえ交流もイベントの醍醐味ですし、久しく会わない人たちとの会話も楽しみにしている人もいるでしょう。これに限らずぼくが言いたいのは単純に「周囲にも気を配ってね」程度の提案です。

まとめ

今回は『敬遠されるパターン』を思いつく限り挙げてみました。イベント慣れしてる方はともかく、参加経験が浅い方にとってはかなりの障壁になっているかと思います。そういったのをできる限り取り除いた方が、我々の作品を手に取ってもらう機会が増えると思います。またそれだけではなく、前回の記事にも書いたように『参加者が安心できるイベント作り』というものにも貢献できると考えています。参加障壁を取り除くのに、安心感は重要です。皆様もそういった面からも少しアプローチしてみてはいかがでしょうか。
【追記】
そういえばイベント毎の地域性やイベントそのものの空気感によってこれらの話は崩れてくるというお話もいただきました。たしかにそういった面は当然あるでしょう。ですが、そういった一見さんが分からない要素は同人初心者には不安要素でしかありません。すでに同人の場馴れしている人たちはそれでいいでしょうけど、身内ノリだけでこのサブカル文化が続いていくともちょっと考えにくいです。もし貴方がすこしでも新しい風を取り入れたい!と考えておりましたらこの記事に書いてあることについてご一考していただけたらと思います。
意見がございましたら記事にコメントも残せますし、記事をツイートする際にぼくのTwitterアカウントがツイートに入るようにしておりますので、お気軽にリプライいただけたらと思います。せっかくそのための機能ですし、そのために意見表明をしたわけですし。

なお、イベントで作品を売り込むということについてはこちらが詳しく書かれておりますので最後にリンクを貼って紹介したいと思います。
あなたの同人音楽をM3等のイベントで売るための戦略 – 近未来的音楽素材屋3104式

最後にひとつ書いておきますが。
ぼくが提案しているのは端的に言えば『参加者に対する気配り』で、最終的な目的としては『皆が気持ちよく参加できるイベント作り』です。単に個人がよくなればいいっていう話では終わらないので、そこだけよろしくお願いします。

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