ジャケ買いの是非は置いといて、実際やったことのある方は多いみたいです。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
同人音楽でのジャケット買いについて
以前、ぼくとその周辺の方々のツイートがtogetterでこんな風にまとめられました。もう1年前のことなんですね……
タチやん(夕立P)さんのツイートに見える、パッケージのマーケティング論
https://togetter.com/li/962420
で、この中で「いままで同人音楽でジャケット買いをしたことがありますか?」とアンケートを取ってみたところ、去年はこんな結果が出ました。
あなたは同人CDを買う時に、いわゆる"ジャケット買い"をしたことがありますか?
— タチやん-M3春『お-32b』 (@mofday) 2016年4月14日
ちなみに今年も同じことをやっています。
あなたは同人CDを買う時に、いわゆる"ジャケット買い"をしたことがありますか?
— タチやん-M3春『お-32b』 (@mofday) 2017年3月29日
だいたい6割以上の方がジャケット買いをしたことがある……という結果が見えてきます。
同人シーンでも結構多い、ジャケット買いという行為について
M3の前だからよく考えよう。曲がいくらよくても、CD-Rの盤面にタイトルを殴り書きしただけのCDを、聞いてみたいと思うだろうか?あなたはそれを買うだろうか?答えは明らかなのに、音楽家は「音楽だけで勝負したい」と言い放つ。それはただの「無学」なだけだ
— ARA/M3&DTMermeeting5 (@carrotwine_) 2016年4月14日
音楽の中身云々の話ではなくて「評価すらされない仕様」にあえて挑戦する必要なんて無い。丁寧に、伝わりやすい、そういうジャケにしようぜ、って言っているのです。
— ARA/M3&DTMermeeting5 (@carrotwine_) 2016年4月14日
CDという総合アートであり、商品としての完成をなしていないものは、商品としての価値に重大な瑕疵があると思う。
他方、未完成だったり今ひとつな音楽を言葉やビジュアルで過大に説明しなければまずいというのはまた違うとも思う。— GODWOOD (@godwood_pf) 2016年4月14日
CDというのはジャケットや歌詞カード、レーベル面でビジュアル的なアピールをすることができる……逆に言うと、そこに「音楽以外の芸術が入り込むスキマがある」と言えそうです。
その一方で
CDは総合芸術って言うけど、曲しか作れない人はどうしたらいいんだろうね
— 小金井ささら@歌愛ユキちゃんかわいい (@kgneissr) 2016年4月14日
というのも確かにあります。これについては
CDとしてパッケージされてるんだからジャケットの云々ってしょうがなくないっすか(困惑)
音楽で勝負なんてライブとか野外にCD流すとかでやってどうぞとしか思えない— まさわ/ヘンクP@サリナ流 (@Masawa_Henk) 2016年4月14日
という意見もあったりするのですが、曲しか作れないという方でもCDというパッケージングをするために、ジャケットの問題をどうにかする方法はいくつかあります。
「評価すらされない仕様」から脱却するためのヒント
具体的には下記サイト様で紹介されています。
ありんこ書房|絵が描けない同人音屋のあなたに贈る、それっぽいCDジャケットを作るためのヒント
ありんこ書房|絵が描けない同人音屋でもできる、それっぽいCDジャケットを30分で作るチュートリアル
こちらでは「人に制作の依頼をしたくてもどうしてもできない!」というタイプの方でも、個人レベルでどうにかするような手引きも掲載されています。
もちろん、何かしらの意図があってジャケットには拘らないという方もいらっしゃるでしょうけれど、ぼくは上記で引用しているARAさんの”「評価すらされない仕様」にあえて挑戦する必要はない”という言葉は大きいと思いますね。
そもそもその人に聴かれてない音楽は、その人にとって存在しないのと同じなので、価値が云々という以前の問題になってくるでしょう。
できることがあるなら、やれる限りやった方がいい
即売会イベントでのブースデザインの時にも似たようなことを言っていたつもりなんですけど、よほど作品に対してストイックな考えをお持ちでなければ、ジャケットなり装丁なりブースの雰囲気なりで、作品の良さを分かりやすくアピールすることは大切です。
前述のとおり、音楽であれば聴かれていないものは存在しないという扱いになってしまうので、存在しないものを第三者は広めることも評価することもできません。
そういった袋小路に陥らないために、「評価すらされない仕様」を少しでも脱却できる方法は必要ですよね。
それらが今の時代では色んな方法が取れるので、いい時代ですよね。
あ!もちろん自分なりの考えにそぐわなければ、ここで紹介したやり方を真似る必要もありませんよ。
音楽作品を作っていたら、そこにまで力を割くのが難しいパターンとかもありますから……
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