音楽作品を頒布する時のCDのケース、どれがいいか問題

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それぞれのメリット・デメリットを再確認して、自分のスタンスにあった物を選びましょう。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。

アマチュア音楽作品の、パッケージはどれがいいか問題

物理媒体、それも今回はCDに限定してお話させていただきます。
CDのケースも、ごく一般的なジュエルケースから豪華なデジパック仕様など、選択肢も色々あります。巷では「見栄えの良いジュエルケースがよく手に取られる」だの「かさばらないスリムケースの方が助かる」だの様々な話が飛び交っています。
ここではそういったCDケースのあれこれについて再確認をして「自分のスタンス・作品にあったケースはどれなのか?」ということについて考える手助けになればと思います。

ジュエルケース

商業作品でもおなじみの、ごく一般的なケースです。というかページ数のある歌詞カードはスリムケースでは入らないので、歌モノはわりとこのケースに落ち着くことが多いかと思います。
完パケまで取り扱っているCDのプレス業者さんや、歌詞カード対応の印刷業者さんも多いので、制作にあたっての難易度も意外と低いと思われます。デメリットとしては、このサイズでも意外と場所をとるということと、イベント会場から持ち帰る際にケースが割れることが(スリムケースと比して)多いというあたりでしょうか。

スリムケース

ジュエルケースの簡易版(乱暴な言い方)。歌詞カードほどボリュームのあるものは入れられませんが、ジャケットペライチを差し込むくらいなら大丈夫です。またCDの印刷面を見せることもできます。これについてはデメリットにもなっていて、多くの方はジャケットの裏にトラックリストを表記していたりするのですが、スリムケースだとこちらを見ることができません。対策としてはCDの印刷面にトラックリストを表記することなど考えられます。またジュエルケースほどではない(というのはぼくの体感でしかありませんが)ですが、こちらもケースが割れるリスクはあります。

不織布ケース

とにかく手軽で場所をとらないですし、歌詞カードもちょっとくらいのボリュームでしたら入れることが可能です。コストも圧倒的に低く抑えられます。ただし見た目はかなり粗末に見える気がします。デモCDやイベント会場限定のミックス音源等に使われることが多いように見えます。

トールケース

圧倒的に場所をとり、その分だけ豪華な装丁にすることができます。ジャケットイラストも含めて作品という想いがより強かったり、作品の世界観にもっとこだわりたいというサークルさんが採用している印象があります。リスナーとしては、かさばりすぎるのが難点ですね。

デジパック

ジュエルケースほどかさがなく、それでいて豪華な印象を持たせることができます。紙ジャケットということで、ケースの汚れに対して他のケースより神経質になりそうなこと、制作時のコストが相当高いのがネックです。

ケースについて、どうするのがベターか?

基本的にはスリムorジュエルケース、なにか別の要因や考えあるなら他のケースを選択するというのがいいかなと思います。
スリムケースは前述の通り、ジャケットの裏面にトラックリストを印刷する方法だと曲目が見えないというかなりの欠点がありますので、そこは改善したほうがいいかなとは思います。
不織布ケースは見た目がやはりよろしくないので、資金面で厳しいということでもない限りはあまり採用しない方がいいのかなとも思います。あとどういうわけか不織布ケースで頒布されてるCDって曲情報が登録されてない場合が多いのはなぜでしょうか……

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