『ボカロ曲』の正体とは?3つの事情から探ってみた #vocanote

結論から先に言うと「ボカロ曲は”ニコニコ動画に投稿された動画”である」です。こんにちわ、夕立P(@Yu_dachiP)です。

ボカロシーン、最近ではボカコレやニコニコ動画内での楽曲投稿祭、オンラインでのボカクライベントが盛り上がりなど、以前から言われていた「ボカロはオワコン」「ボカロ焼け野原」「砂の惑星」はどこへやら、という盛り上がり方を見せているっぽいですね(「ぽい」、という書き方をしたのは、そもそもボカロシーンが個人的には「身内ノリの拡大解釈」という懸念があるためですが、これについてはあまりにも邪悪なのでここでは言及しないでおきます)

そこで、自らもリスナーであり楽曲制作者であることから、あえてこのタイミングで「そもそも『ボカロ曲』ってなんぞや?」と問い質してみる必要があるのかな?と思い、今回筆を執りました。

『ボカロ曲』の正体とは?3つの事情

ボカロリスナーからとボカロ楽曲制作者からとでは視点が違うのでプロセスも違ってくるとは思いますが、結果的な着地点は同じでしたので、ここで個人的な意見をまとめてみたいと思います。それでは張り切っていっていましょう。

「kiite」や「nicobox」そして「ぼからん」をはじめとしたニコ動内ランキングの存在

「kiite」および「kiite cafe」はボカロ曲をdigるのにとても便利なサービスです。サービスの詳細についてはここでは割愛しますが、システム的にはニコニコ動画に投稿された動画を引っ張ってくるものとなっています。「nicobox」はニコ動の動画の音声のみ聴くことができるアプリです。

これらのアプリやサービスは、そもそも「ニコニコ動画に投稿された動画」でないとサービスから参照・利用できないため、これらにキュレーションされるためにはどうしてもニコニコ動画に楽曲を投稿せざるを得ない、という事情があります。

また「ぼからん」をはじめとしたニコ動内の各種ランキングまとめ動画でのピックアップも同様です。

要するに「リスナー側に拾ってもらうためにはニコニコ動画に投稿しないとチャンスがあまりない(ゼロとは言いません、YouTubeやTikTok等の事例もありますし)」のが現状です。ボカロリスナーのメイン生息地がニコニコ動画である、とも言えますかね?

ボカロリスナーに「SoundCloud」「Bandcamp」までdigるリソースはない

上記のようなサービスの存在もあり、大方のボカロ曲と呼ばれる楽曲はニコニコ動画に集約されています。まれに「SoundCloud」「Bandcamp」などのサービスでリリースされる楽曲もありますが、これらのサービスまでチェックできるボカロリスナーの存在はごく一部です。

リスナーにも体力や気力や時間といった、楽曲をdigるためのリソースは限られています。そのため楽曲がほぼニコニコ動画に集約されている現状は、リスナー的にはありがたいとも言えるかもしれません。

YouTube嫌いの一部ボカロリスナーの存在

あまりにも邪悪なことを書きそうになったのでこの項目は言及しないでおきます。言いたいことを言えない苦しみ!!

「ボカロ曲は動画=総合メディアアート」であるという現状

これについては、かつて書いたvocanoteも併せてご覧いただけたら幸いです。

ボカロ曲はなぜ"動画"なのか? #vocanote

ボカロ曲はなぜ"動画"なのか? #vocanote

まぁニコニコ動画という動画サイトにアップされるという都合上、動画ファイルをあげないといけないのでこうなるのはほぼ必然かなとも思います。

また、リスナー側にも「楽曲だけじゃなくて動画もちゃんと視聴して!」という声もTwitter上で見かけたこともあります。そりゃ楽曲制作者がわざわざ楽曲以外の部分にリソースを割いて動画を制作(またはイラスト含め動画の依頼)しているのだから、動画制作者やイラストレーターへのリスペクト的にも、そのあたりは大事なメンタルでしょうね。

むすび

これらの事情からぼくがはじき出した結論としては冒頭で述べた通り「ボカロ曲は”ニコニコ動画に投稿された動画”である」です。

ニコニコ動画というフィールドであることも、動画というフォーマットであるということも重要なのでは?という視点からここに行き着きました。

前述した「YouTubeやTikTok等の事例」もありますので、これが極論であるということも当然承知はしています。ですがいわゆる「ボカロリスナー界隈」の目線に立ったうえでボカロ曲について考えると、この結論に至ります。異論は認める。

あくまでぼくの結論はこうなったというだけなので、是非ほかのボカロリスナー勢も「ボカロ曲の正体」についてvocanoteを書くなりツイートでまとめるなりして意見をいただけたら嬉しいです!