ニコ動の基本に立ち返ってみましょう。こんばんは、夕立Pです。
ここ最「ニコ動にあげた作品への反応が渋くてつらい」という話をぼくの周りでチラホラと聞くようになりました。時期を同じくして、ニコニ広告のポイントがランキングのポイントに反映されないように仕組みが変わり、ランキングに食い込めないことで更にインプレッションが下がる……というお話も聞きます。
前回はそんな「インプレッションの数字に囚われない」ためのお話をしました。
ですが、それでも反応・感想が多ければ嬉しいということもまた事実です。できれば増えて欲しい……
今回はそんな作品をブーストするために、まずはニコニコ動画の基本的な部分に立ち返ってみるというお話をします。
ニコ動における、誰でもできる”反応”
ニコニコ動画では、おなじみコメント機能があります。このコメントの数はサイト内のランキングや検索のソート機能にも反映されています。また作者と視聴者との(基本的にコメントは匿名なので、一方的ではありますが)交流が生まれるという意味でも重要な要素です。
このニコ動の「動画の上にコメントが流れる」コメントの挙動によって、他のサイトではあり得ないようなコメントの文化も生まれています(弾幕や字幕職人などですね)。このことから、動画におけるコメントが思いのほか重要な要素であることがあぶり出されてきます。
お気に入りをセーブできる”マイリスト”
もうひとつ、よく指標として持ち上げられるのが動画の”マイリスト数”です。こちら、特にぼくの周辺では「なかなか付かなくなった」と悩みを抱えている方を見ます。
考えられる事としては、マイリストの上限数に引っかかってしまうが故に、リスナーさんがマイリストへの登録を渋る傾向になったのかな?という推測です。プレミアム会員はかなりマイリスト上限の値が大きかったはずですが……
しかしこのお悩み、マイリストがそこそこ付いている人とそうでない人が残酷なまでに可視化されていることを利用して傾向を見てみると、単純にマイリストされる作者とそうでない作者の二極化が進んだのでは?というように個人的に思いました。
作者の一言コメントが見れるかも?いいね機能
■「いいね!」機能とは
「いいね!」機能は、動画を応援する新しい機能です。
「マイリスト登録」や「コメント投稿」に加え、もっと手軽にいろんな動画を応援できるようになります。
この「いいね」機能、こちらもされた数が見れるようになりました。また「いいね」を押した際に、作者が設定していればいいねに対して一言コメントが表示されるようになっています。
リスナー側としても、作者の制作秘話や小ネタ、そういったものが見れる良い機会かもしれませんね。
コメント・マイリストという基本がキモで鬼門
アホなことを言いましたが、この基本のムーブをしてもらえないということが、いわゆる「伸びない作品」という現象に直結しています。これは断言できます。
いくらニコニ広告を打ったところで、ランキングにも反映されないので、とにかくこのコメントとマイリストをリスナーさんにしてもらう何かとっかかりが必要なのです。
当然、曲のクオリティーは一定以上のものが担保されているのが前提です(この曲のクオリティーが求められてしまう現状にも物申したいことがあるので、それは後日改めて書きます)。
手っ取り早くて簡単なのが「フォロワーさんにこれらの協力をお願いする」なのですが、それはそれでフォロー数に左右される部分が多すぎます。もっと言うと、やる努力がこれだけというのは他力本願が過ぎます。厳しい戦いではありますが、制作者の方々で伸び悩んでいる方はいずれかの努力が必要そうです。
- 何らかのコミュニティーに参加して、相互で助け合える仲間を作る
- 作品に人の興味を引きつける”仕組み”を作り、組み込む
- 現在の流行をいち早く察知して、作品に反映させる
- リアルで神になる(ふざけてるわけではなく、カリスマ性という意味で大真面目に言っています)
コメントとマイリストのお願い
「ニコニコ動画はオワコン」というような話はこれまで耳にタコができるほど何度も繰り返されてきたお話です。これは運営の態度やユーザーインターフェースの面だけではなく、投稿される作品たちにまでこの疑問が投げかけられたことがあります(気持ちのいい話題でないので詳細は割愛します)。
ただ「オワコン」と言うのは、ユーザーがコンテンツを作り上げていくサービスにおいては、ユーザー自身の態度を表す鏡でもあることはちょっと頭に入れておいて欲しいです。
その上で「伸びない作品」をブーストさせるには、ニコニコ動画においては「コメント・マイリスト」という基本的な機能が、ここまで述べてきたようにとても重要になっていきます。
マイリストをしたがらない心理を崩すには?コメントを付けにくい心理を崩すには?まずここから始めるのが、悪循環を打破するヒントになるでしょう。
まずはこの記事を読んでいるあなたから、積極的に作品へのコメントやマイリストを付けに行ってみてはどうでしょう?マイリスト登録はTwitterにその挙動を投稿できる機能もあります。
作品のプッシュという挙動をTwitterに流すのであれば、ニコニ広告でも可能です。ニコニ広告は幸か不幸か、無料で毎日チケットを福引でばら撒いていることですし、利用しない手はありません。
むすび
また文章がとっちらかってきたので、この辺で締めたいと思います。
最後にひとこと。「あなたが推しをブーストするのです。」
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