思えば遠くまで来たものです。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
気がつけばライフワークみたいになってしまっている創作活動、その活動仲間も増えました。一方で自身も一時期はそうだったのですが、創作活動を辞めてしまった仲間もいました。生活の事などもあります本人の自由でもありますから、創作を辞めてしまっても変わらず元気でいられれば良いのですが、当の本人は「本当はもっと創作を続けたかった」という声もチラホラと聞いており悩ましいです。
今回は自身の経験も踏まえ、なぜ創作活動を辞めざるを得なくなったのか?それはどういう事が起こっているのか?というのを探ってみます。
創作活動における3つの危機
大まかに、下記の3つの理由が挙げられると考えています。なおこれらの危機に対する解決策はここでも軽く触れますが、次の記事にて詳しく書きたいと思います。
→書きました。
1.受験や就職、結婚や出産などライフステージ(生活)の変化
人生いろいろありますが、学生さんなら受験や試験・就職活動、社会人になってから仕事との折り合い、また結婚をして家庭を築いたり、出産で子供を授かるなど……こうした生活の変化によって、創作活動ができるほどのリソース(体力や時間など)が足りなくなってしまったケースです。
筆者は創作活動をライフワークのひとつとして組み込んでしまっていますが、そもそも生活のサイクルが変わってしまった場合、たしかにどうなってしまうかわからない部分もあります。
このケースにおける解決策は「体力もしくは時間を作る」という身も蓋もない方法なのですが、いざ問題点を洗い出して実行してみるとどちらも「できていなかった」ということも少なくありません。特に「時間を作る」は一見難しいようですが、創作のインプットとアウトプットの時間の取り方という点に着目して空いた時間を計算していくと、解決しやすいかなと思います。
2.金銭的な問題
一時的もしくは慢性的な金銭の問題を抱えている場合です。正直これは社会的な問題にも直結する場合もあり何とも言えないのです。学生さんの場合は特にお金の問題は「稼ぐ方法はアルバイトか、出来る人ならコミッションを受ける、せいぜいこのふたつ程度しか選択肢がない」のがもどかしいところです。
ある程度の年齢にいってしまった方については、厳しい話ですけど「定職に就く」なのですが、これは前述したライフステージの問題にそのままシフトする可能性もあります。
このご時世、お金の問題は付き纏ってくるのが面倒なところですね……
3.創作における承認欲求が満たされない場合
これが一番厄介な問題かもしれません。というのも当事者の意識の持ちようでいとも簡単に解決をするのですが……
そもそも承認欲求を満たされないで筆を折るタイプの人は、その意識の持ちようを変えることが難しいからそうなってしまっているのが殆どです。
よくSNSでは「バズる」という事が創作物においても起こる事があります。そうした一過性の注目を集めれば、一時的に承認欲求は満たされるかもしれません。また「バズる」ことを狙って起こせるようになれば、それもまたとてつもなく強力な武器となるでしょう。
ですが、そういった高度な事ができる人はほぼいません。バズを狙うにしても、まずバズる感覚を掴めるまでが殆どの人には難しいと思います。
自身で再現する事が難しいものに頼るのではなく、自身のマインドの在り方でおおらかに構えるのが良いのではないかと、ぼくは考えています。
この考え方は軽く触れておくと、以下のふたつがポイントとなります。
創作は競争ではない
創作活動では、創作物そのものの優劣をつけるために行なっているわけではないことが殆どです。逆にそういう場所に飛び込んで創作をする場合には、そうしたマインドセットが必要となります。
確かにpixivやニコニコ動画などのデイリーランキングのような、創作物に数字をつけて競わせるシステムは身近にあります。ですが、それらの数字に囚われて創作をするのは(商業デビューを狙うなどの目的ではなく趣味の範疇であれば、アマチュアリズムを重視するならば)創作の意義や楽しみを削ぎかねないかな、とぼくは感じています。
創作は価値ではない
「創作物は誰かの元に届いてはじめて価値がある」とはよく言われる事です。では問いかけます。
「そもそも価値がないものでないと創作をしてはいけないのですか?」
そうではないでしょう。趣味の範囲でならば、まず自身が楽しいと思える創作が大切ではないかと思います。ランキングの話もそうですが、なんでも価値を付けてしまうのは創造性を失うリスクがあるのではないか?と考えます。
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むすび
最後の方はなんだか精神論っぽくなってしまいましたが、まぁタイトルが「筆者が思う」なので許してください。
創作活動は楽しいですが、それで生活が疎かになってしまってもいけませんからね。無理のない趣味の創作活動を送りたいものです。