これ(とApple Pencil)があればイラストも作曲もガンガンできます。こんにちは、夕立P(@mofday)です。
iPad Pro、クリエイターにも注目されていますね。Apple Pencilの使いやすさによって、iPadはガジェットとして新しいステージへと進んだと思います。ところでよく注目されているのはProの方ですが、実は無印のiPadでもApple Pencilが使えるのはご存知でしょうか?
今回はProより安く買えて、Apple Pencilも使えるようになった無印(第6世代)のiPadのことと、それで何ができるのか?ということについて語ってみます。
iPad(第6世代)という存在
前述したとおり、こちらのiPadでも話題のApple Pencilが使えます。ただし使いやすさが更に向上した2ではなく、初代のApple Pencilということにご注意ください。
このApple PencilとiPadの組み合わせで、手軽かつレスポンスも良好な液晶タブレット環境が手に入ります。イラストを制作される方にはたまりません。作曲をされる方にもメリットがありまして、これでDAWの画面を操作すると非常に直感的かつ正確に動かせます。
このセットだけでもかなり強いのですが、画面にペーパーライクフィルムというタイプの画面保護フィルムを貼ると、ペンの書き味がまるで紙!になります。ただしペン先の減りが早くなるとか、画面がアンチグレアっぽくなるとかタッチ操作が人によっては鈍くなるといったデメリットもありますので、この辺はお好みでどうぞ。
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このセットでやれることはたくさんあるのですが、クリエイティブ・アーティスティックなことに絞るとこんな感じです。
イラスト制作用途
はい、iPadにはなんとPC版とほぼ変わらないClip Studio Paintがアプリに用意されていますので、こちらでガンガン描けます。月額課金制になりますのでそれが嫌な方にも、他のアプリで制作が可能です。いくつか候補を挙げると
- Clip Studio Paint
- ProCreate
- メディバンペイント
- アイビスペイント
- Photoshop
このあたりですね。Apple Pencilの操作性の良さでサクサク描けると思います。
iPad本体の性能的に、レイヤーを大量に使う方にはメモリ不足な場面も出てくるかもしれません。元からPCで描かれている方ではなく、これからiPadでイラストを始めてみる・スマホのお絵描きアプリで指で描いていた……みたいな方でしたらあまり心配はないかなと思います。
ちなみにiPadでもかなり頑張っていますが、液晶タブレット特有の画面視差についてはProの方が大幅に改善されていますので、iPadを選択する際にはそちらも考慮するといいでしょう。
作曲(DTM)用途
前述したとおり、iPadは作曲でも活躍してくれます。ペンによる操作は過去にタッチ操作だけで動かしていた頃と比べものにならないほど快適です。midiノートを置くにもオートメーションを書くにもサクサクできます。
iPadのおススメDTMアプリをざっと挙げておきます。
- GarageBand
- Cubasis
- KORG gadget
- FL Studio Mobile
これらiPadの作曲アプリについては別記事にて使用感をまとめますので、しばらくお待ちください。
イラスト制作と同様に、こちらもiPadのメモリをどれだけ使うような曲を作られるかでおススメ度合いが変わってきます。普段からPCで何十トラックと使って負荷をかけまくってるような使い方をされている方には向かない可能性が高いです。DTM初心者の方や、DAWにあまり負荷をかけるようなことをやらないと分かっている方は大丈夫です。
あと、iPadアプリにはVOCALOIDも用意されています。キャラは限られていますがそれでも30体を超えるラインナップなので、ボカロPになりたい!みたいな方にもiPadはおススメです。こちらの記事が参考になるかと思います(内容はiPhoneでボカロPになるというものですが、そのままiPadにも転用できます)。
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クリエイター向けiPadの選択の仕方について
iPadにはネット通信として「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル」が用意されています。セルラーモデルは回線の契約が別途必要となりますので、月額の維持費が必要なのと、Wi-Fiモデルと比べて若干お高いです。ただしこのモデルでないとWi-Fi環境のないところではテザリングやモバイルルーターがないとネットができませんので、ネットへの依存度(言い方)に応じてチョイスしてください。
iPad第6世代は最安値の選択をすると3,7800円ほどです。これは内部ストレージ(データの保存容量)が32GB、Wi-Fiモデルというものになります。
データ保存容量についても検討材料です。そもそもアプリを入れるのに結構持っていかれますので、32GBではやりくりに苦しい場面が出てくるかもしれません。個人的には何も考えずに128GBの方を勧めたいところであります……特に作曲目的の方はデータをアプリとファイルでかなり持っていかれるはずなので、後者を断然おススメします。
また無印とProとではやはり性能の差はありますので、自分が今までどれだけPCに負荷をかける使い方をしていたかというのも検討材料になります。Proを検討される場合はサイズも2種類から選べますので、自分の使う場面を想像して選択しましょう。
クリエイティブを加速させるガジェット、それがiPadとApple Pencil
iPadでの制作について、おススメポイントを挙げてみました。低価格で高性能なこちらのガジェットは、フットワークが軽くクリエイティブの場面でもエンターテイメントの世界でも活躍してくれます。
これだけの価格帯でこれほどの体験ができるガジェット、今後iPadはPCとは違う方向に進化していくように思えます。……と余計な話をしてしまった。
iPadによってクリエイティブの世界への敷居や、技術レベルの向上までの道もかなり通りやすいものになったなと感じています。クリエイティブへの道を、あなたもiPadとApple Pencilで一歩進んでみませんか?
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