iPhoneが必要という前提がありますが、それでも作曲が身近になったいい時代ですね。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
弊ブログでは以前よりiOS、もといiPhoneで作曲をすることについて度々触れてきました。
今回はiPhoneアプリもアップデートされ、使用できるアプリも変わり、また「アップル iPadで音楽制作に使える優れたアプリ99選」みたいな「オマエそれアプリを羅列するだけで選んでないだろ」みたいなのも回避しつつ、ぼく個人の推しとそれについて「ここを見ると使い方がわかりやすいよ!」というサイト様の紹介などもしていきたいと思います。
iPhone単騎でも相当なクオリティのトラックメイキングができる、DTMの敷居がどんどん低くなっていくのを感じます。
最初から上手くデキる人なんてまずいません。下手でもいいから「とりあえず何か1曲完成させる」のを目標に、これらのアプリで作曲にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
それでは、張り切っていってみましょう。
最新版はこちら
GarageBand
もはや王道アプリ。様々な手法で簡単に多様な表現ができるアプリです。
例えばビートメイキング画面では、お馴染みなドラムロール画面でリズムの打ち込みができたり
Drummer機能ではそもそものリズムトラックを自動生成してくれたり
ピアノやギター・ベースといった楽器も、スケールにあったコードを一発で鳴らせる機能や
アルペジエーターの設定も簡単にできてしまいます。
付属シンセのAlchemyも強力。プリセット音源も豊富で、パラメーターをいじれる箇所も結構あるので、シンセの勉強にもちょっといいかもしれません?
打ち込みをする手順がちょっとクセモノで、まず楽器を選んで何かしら演奏の録音をする必要があります。
すると「リージョン」という、打ち込みパターンを入れておくボックスができますので、それの中身を編集したり
コピーして増やしたりといった方法で「リージョン」を編集、曲を作っていくことになります。
早くこの「リージョン」を空の状態から作れるようになったり、midiの読み書きにも対応してくれたら嬉しいんですけどね……!!
iOS版GarageBandの扱い方については、こちらのサイトが詳しいです。
GarageBand iOSの使い方 2017-2018 Ver.2.3 以降 | Sleepfreaks
他のDAWについても解説がたくさん掲載されていますので、DTMerの方はザっと見ておくといいでしょう。
日本最大級のDTMメディアサイト DTMレッスン・スクール Sleepfreaks
KORG Gadget
他のDAWと比べると「ソング・シーン・シーケンス」といったちょっと独自の打ち込み画面に慣れる必要がある気がします。クラブサウンド系の音は大分リッチな出音です。他にもKORG製のアプリを購入することや、App内課金によって音源を追加することができます。
ちょっと面白くって、例えばiPhoneとiPadの両方を持っていてiPad専用アプリ「iM1 for iPad」を購入した場合、iPhoneには「iM1 for iPad」をインストールできませんがKORG Gadget内には「iM1 for iPad」を購入した方向けの追加音源『Darwin』を追加することができます。リモートインストールという機能だそうです。
無料お試しのLE版が用意されていますので、UIや操作感についてはそちらでいじってみてから購入するのをオススメします。
“KORG Gadget エバンジェリスト”を自称されているくらんけさん(@Gadget_Junkies)のこちらのサイトでは、操作や音色エディット等のノウハウが大量に執筆されているのでオススメです。「KORG Gadgetで学ぶシンセ入門」や、KORG Gadgetユーザー作品のピックアップも面白いですよ!
http://gadget-junkies.net/
ちなみにぼくの作例もちょろっとだけ!公開してみますね。
hi-sence様 from the Space Station 2217 Disc1 Tr.13 基本に帰れ / タチやん、作曲で参加
ITC Studio様 ITC SELECTION07 東京企画 ~TOKYO snapshot~ Tr.4 Evolving City -TOKYO- / タチやん、作曲で参加
Medly
ぼく自身、これ実は作曲にはほぼ使わないアプリなのですが、あえて紹介するのは理由があります。
アプリ内のチュートリアルやTipsを見ることで、iOS独特の作曲ソフトの操作方法に慣れることができるのです。
音色も悪くはないですが、これを主力とするなら追加音源の購入が迷いどころになりますね……
Audiocopy
アプリ間で音源のやり取り・受け渡しができるアプリ。
KORG Gadgetで作ったバックトラックをGarageBandに持っていく、とかそういうことができます。
またループ音源素材の販売もApp内でやっているので、気になる素材があったらポチっとするといいかもしれません。ご利用は計画的に。
まとめ
冒頭でも同じことを述べましたが、iPhone単騎でも相当なクオリティのトラックメイキングができる、DTMの敷居がどんどん低くなっていくのを感じます。
「とりあえず何か1曲完成させる」のを目標に、これらのアプリで作曲にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
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