ニコニ広告に自演も何もあるかってんだ。

広告の意味、分かってますか？こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。

結構前から検索キーワードを見てみると「ニコニ広告 自演」みたいなワードでアクセスされている方が多かったので、ここでぼくの意見として断言しておきます。結論から先に言うと、そんなもん自演でもなんでもないわ。

広告の定義って？

『weblio辞書』検索内の、三省堂 大辞林にはこうあります。

①
人々に関心を持たせ，購入させるために，有料の媒体を用いて商品の宣伝をすること。また，そのための文書類や記事。 「新製品を雑誌に－する」 「新聞に－を出す」 「新聞－」
②
広く世の中に知らせること。 「新聞紙にして…天下に－する／明六雑誌 20」 「その為に一言－します／侏儒の言葉 竜之介」 〔 (1) advertisement の訳語。 (2) 類義の語に「公告」がある。広く世間に告げ知らせるという点では，共通であるが，「公告」が公的な性格を持つ内容を告知することをいうのに対し，「広告」は私的な内容のものを知らせることをいう〕
広告とは – マーケティング用語 Weblio辞書

「広告」は私的な内容のものを知らせることをいうという点で、ニコニ広告はこっちの性質であるのは明らかですね。

広告を打つのは誰か？

これ、ニコニ広告のシステム的に「第三者が広告をポチっと打てる」本来ならギブできるありがたいシステムが「ニコニ広告は他人が打つもの」と勘違いさせてしまっている可能性を感じています。
例えるなら、一般企業のプロモーションをよその企業がなんの考えもなしにやるか？ってところです。Twitterで某企業同士のやりとりなんて完全にギブ＆ギブのプロモーションですし……

広告は普通、当事者が打つものですよね。前述したシステムがその形を崩したのと同時に（これ自体は良いことだと思います）、変な意識まで植え付けてしまったのが「広告 自演」というキーワードなのでしょう……ひどい場合だと『工作被害』なんてタグまで付けられますしね。

広告のパワーに頼るのは悪いことではない

ぼくも広告打ってデイリー1位取った時に、今では有名になった（当時から曲のクオリティーは高かったし、プロモーションもうまかったので当然なんですけど）某氏から「あいつの曲は広告のパワーで1位を取った、自分の方がすごい」的なツイートをされてしまったり……人望も厚い方でもこんな認識をしていて、すごく残念な話です。

そもそもニコニコ動画に限らず、今の世の中のランキングなんて「その時にバズってるモノのランク付け」みたいなものなので、それに振り回されてると自身にとって毒でしかないと思うんですよね。ニコニコ動画のランキングなんて、ニコニ広告のポイントが加算されている時点で課金を煽ってるようなものですし。

その辺の考え方については下記記事をご覧ください、ぼくはこんな風に考えていますよ。
https://mofday.info/niconico-ranking/

「あなた向けじゃない」について考えてみよう

そもそも広告なんて大多数の人に向けて発信するんですから、その分スルーされるものだって多いです。むしろ「あなた向けじゃない」を発信されてしまう多数の人にとっては厄介な面もあるでしょう。
「not for you」「あなた向けじゃない」モノなんて世の中に溢れかえっています。そんなものにいちいち反応してたら疲れるでしょ？変なことを考えて消耗するのはやめようじゃないか。
https://mofday.info/niconico-uad/

まとめ

ニコニ広告が「お金の力でランキングに載せられる」というシステムになっている以上、クオリティー面で他の人と作品が劣ってるだのなんだの比べて消耗するのはやめよう。そもそも広告は元来、当事者が打つものなので自演もへったくれもないのだから、そんなのを気にしてしまうのはもったいない。

そもそも自分の創った我が子のような作品を、他者が同じような想いで創った作品とそんなランク付けで気に病んでしまうのは本当に作者にも作品にも気の毒だなと、ぼく自身は思います！

広告についてはこういう考え方もあるので、こちらも参考に読んでみて欲しい。
広告主の皆さん、2018年はネット上での「宣伝行為」を一度あきらめてみませんか。 | AdverTimes（アドタイ） by 宣伝会議 https://t.co/v6uJcJD6Xy

— タチやんの誕生日は1/21だよ☆ (@mofday) 2018年1月15日

あと、友人がこんな考えさせられる記事を書いたのでそっちもシェアします。
クリエイターにとって「宣伝」とはなんなのか。 | スマイル -SmartLifeStyle-