アマチュア音楽、デジタル配信のすすめ

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realworkhard / Pixabay

色々な方法を考えていきましょうという中の、ひとつの手段です。こんにちは、夕立P(@Yu_dachiP)です。
今回は様々なものが物質からデジタルへと移行していく中、CD文化も根強い人気であるアマチュア音楽界隈でのデジタル配信について書いてみます。

デジタル配信の考えられるメリットについて

主に「デジタル配信したらクリエイターにこんなメリットがあるよ!」みたいな話になります。では張り切っていってみましょう。

デジタル配信なら在庫を気にしないで済む

その場にモノがないと頒布できないCD等の販売方法と違い、デジタル配信にすると在庫を気にする必要がなくなります。即売会でモノを売りたい!という場合には他の手段を考える必要がありますけどね。そういう意味では即売会というのもだいぶ物質に依ったイベントではあるので、モノがどんどんデジタルになっていくこれからの世界でどう変化していくか楽しみですね。

CDジュエル及びスリムケースと比してかさばらない

デジタルアルバムでしたらそもそも物質に依らないので、データ容量以外はかさばるという概念がそもそもありません。この点は圧倒的にデジタルリリースが強いでしょう。当然、物質に依る所有欲を満たせるとかいう点については歌詞カードやイラスト付のCDには劣る面がありますが。

CDDBデータ登録について

デジタルアルバムのみでのリリースの場合、CDDBの登録が不要になります。またダウンロードカードでのリリースの場合でも、音楽タグの情報がつけられた状態で配信できますのでこちらでも問題ありません。
アーティスト情報等のタグづけの作業自体は必要なので注意。ですが複数あるCDDBへの登録が不要になるのは結構いいかもしれませんね。
音系サークルさん向け。「まだCDをCDDBに登録してないの?」実はあなたも出来ていない?!CDDBへの登録について

Bandcampの場合、アーティストのファンであることを表明できる

Bandcampのアカウントでアルバムを有償で購入した場合(投げ銭形式の作品でタダDLの場合はダメです)、『Supported-by / 購入したユーザーの一覧』としてアルバムページのジャケットアートの下に、購入したユーザーとして一覧表示されます。
TwitterやFacebook等のいいね!より遥かに重たい(お金がかかっているのですからそりゃそうです)Likeのシェアができます。
ファンとしてはアーティストのプッシュやdigができますし、アーティストもそのプッシュの恩恵を受けられるので良い機能ですよね。

参考:Bandcampの簡単な使い方

AmazonやiTunesではレビューを書ける

これらのサイトには、楽曲の評価機能やレビュー機能がありますので、作品の感想を書き込むことができます。ぼく個人としてはそういった動きを推奨している企画を運営していることもあるので、ポジティブなフィードバックをガンガン送って欲しいところです。
R3Magazine|アマチュア音楽レビュー誌『R3Magazine』のWebサイト

デジタル配信の仕方

Bandcampはアーティストアカウントを利用して、比較的簡単にデジタル配信を行うことができます。
参考:RAq a.k.a. REEZY というラッパー|超簡単!Bandcampで曲を売るための手順を解説。

また、Frekulやtunecoreといったサービスを利用すればAmazon MusicやiTunes Storeでも配信することが可能です。
Frekul(フリクル)
tunecore
参考:こおろぎさんち|無料でiTunesやSpotifyに楽曲を配信できるということをもっと知られてもよくないですか?

他にもBOOTHやAudiostockでのダウンロード販売(ガムロード・アメロードなどこの手のサイトは多くあります)、またファンティアを利用すれば有償ファン会員向けのコンテンツを解放といった配信の仕方も考えられますね。
あとBOOTHでは同人音楽イベントとしてAPOLLOを開催していたりもします。
オーディオストック
ファンティア
同人音楽作品即売会イベント『APOLLO』

まとめ

まだまだCDで音源をパッケージングする文化は根強く、そしてしばらくは今後も残っていくでしょうけれど、デジタル配信のメリットやこれからの動向にも目を向けると、デジタルならではの色々な仕掛けをできると思いませんか?

CD媒体が悪いとかいう話ではなく、今後どういった展開をしていくとリスナーから喜ばれるかな?というところを考えていきたいですね。
CDでパッケージされたものの、物質としての魅力はすさまじいものがありますし。イマドキだからこそカセットテープやアナログレコードを作ってしまう強者もいたりしますので。
それらはリスナー受けを狙ったものからクリエイター自身が「作りたい!」と強く思ったものまで色々な思惑がありますからね。

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